成長のキッカケは至る所に落ちている
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
1つのことから多くのことを学ぶ意識が、自分の成長スピードを上げます。
仕事をしていると、指導する側とされる側、教育や育成をする側とされる側に分かれることがあります。
引っ張る側が「こうやっていこう」と伝えると、引っ張られる側は「こうやった方がいいんだ」と1つを学べる。
ただ、その出来事から学べることは1つだけじゃないという話です。
とある出来事からは、複数のことを学べるはず。
誰かと仕事をしていることのメリットの1つに、『仕事観のアップデート』があります。
「そういう視点があるんだな」「ってことは、どんな意識で仕事をしてるんだろう?」って考えると、先輩・後輩、上司・部下、メンター・メンティとか関係なく、目の前にいる人の仕事観に触れることができます。
マネしたいなぁ思うことも、マネしないようにしようと思うこともあるでしょうけど、両方とも大切な気づきです。
以前、メンバーにこんなことを言ったことがあります。
「明日、みんなのマネージャーから外れるかもしれない。俺がいなくなるかもしれない。その時でも、変わらずにパフォーマンスを発揮できるようになってほしい。」
このメッセージには、「直接伝えることはキャッチしてほしいし、直接伝えたことじゃなくても、一緒に仕事をしている中で感じたことを自身の成長に活かしてほしい。」という意味が込められています。
「引っ張る側に言われなくてもその視点を持てるようになる」ということが大切ですし、「引っ張る側がああいうことを言ったということは、こういうことも大切なのかもしれないな」という思考に繋げることも大切です。
言われたことはできるようになる・・・これは当たり前のこととして、それで終わらず、言われたことから学んで、プラスαを自分で考えてできるようになる。
そんな状態を目指してほしいなって思ってます。
誰から何をキャッチするか、それを決めるのも自分です。
今いる環境を最大限に活かして、自身の成長に繋げましょう。
成長のキッカケは、至る所に落ちています。
それを拾い上げるか見過ごすか、自分にかかっています。
何回も同じようなことを言われるということは、1つのことから1つも学べていないということでもあるので、それは特に要注意です。
「やろう」と言われたことをやらない場合は、アンラーニング(思考や価値観の転換・変容)や業務の棚卸、自身のスキル向上が必要かもしれない。
1つのことから多くを学べるようになると、誰かに指示されないとやれない人からの脱却ができます。
そして、自立や自律につながっていくでしょう。
引っ張る側の姿勢に視点を変えると、1つのことから多くを学ぶ意識を持つメンバーがいた場合、指導する側のポリシーがブレてないかってことも試されます。
言ってることとやってることが異なっていたり、言ってることがコロコロ変わったり、そういう状態になってしまうとメンバーが混乱してしまいます。
1つのことから多くを学ぼうとしているのに、多くを学ぶどころか何1つ学べないということにもなりかねない。
チームづくりをする中で、メンバーを成長させていく中で、自分はもうどんなポリシーを掲げるのか、とにかく考えました。
そして、『自立と自律でブレない自分を構築する』というテーマを掲げるようになりました。
「◯◯会社の◆◆です」じゃなくて「こういう仕事をやっている◆◆です」と、会社の看板じゃなくて自分の看板で誰かに価値を感じてもらえるような存在になろうと決意していたので、このメッセージをメンバーにも伝えるようにしていました。
組織において人を育てることを考えると、組織としての教育・育成の方針があるだけでは不十分だと思ってます。
そこには、教育や育成を担当する人自身のポリシーが必要で、そのためには、教育や育成を担当する人自身が自分と向き合い続ける必要があります。
教科書通りのことしかやらなかったり、自分のことは何も語らなかったり、言ってることを自分ではやってなかったり。
そんなケースもあると思います。
「人は、誰かのふとした言葉によって、良くも悪くも変容していく」というのは、この会社に入って気づいたことです。
大袈裟に言うと、良くも悪くも、その言葉を受け取った人の人生が変わってしまうということです。
そして、言葉だけでなく、その言葉を投げ掛けた人の人間性も相まって、その関わりが良い影響になるか悪い影響になるかが決まってくるんです。
人を導くというのは、責任も伴うし人の人生を変えるだけの重大な仕事だということ。
人を育てる存在にある人は、「人を育てる上での自分のポリシーはなんだ?」ということを考えてみましょう。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
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