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日本に合った、自営型で働く生き方

こんにちは!しーけんです。

日本型雇用という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。

「終身雇用」「年功賃金」「企業別組合」の3つの特徴的な制度を土台にして成り立っており、戦後の高度経済成長期の支えとなった雇用システムです。
「メンバーシップ型雇用」とも呼ばれています。

ですがご存じの通り現在の日本ではこの日本型雇用という仕組みが破綻しつつあります。
現役世代で終身雇用を安心の柱と考えている人はほぼいないでしょう。

頑なにメンバーシップ型雇用にこだわっている会社もまだあるとは思いますが、この先の時代を見据えるのであれば厳しいでしょう。


現代では終身雇用に変わる新しい雇用形態として「ジョブ型雇用」が叫ばれています。

ただ・・・この「ジョブ型雇用」というシステムは日本の働き方に合っているとは言い難いものなのです。

「ジョブ型雇用」は仕事の内容が細かく決められていて成り立つシステムです。
ですが昔からの日本の雇用形態は仕事の範囲があいまいで、だれがどこまでの仕事をしているのかはっきりと定まっていない状態なのです。

この状態でジョブ型雇用を取り入れようとしても、範囲の不明確なグレーゾーンが多すぎてうまく機能しないのです。

ですが多くの企業では「ジョブ型雇用」の呪縛に取りつかれるように、ひたすら経営層から「理想のジョブ型雇用像」を押し付けられているように感じます。

そんな状態を改善すべく、ジョブ型雇用に変わる新しい働き方が出てきました。

それが「自営型雇用」という働き方です。

自営型雇用とは一言で言えば「一人で全工程を担当する」システムです。

代表的な例としては、連続する複数のプロセスを一元的に管理する「一気通貫制」と呼ばれるシステムがあります。

個人で「開発・製造・営業」に携わるような仕事をする働き方です。

欧米でも積極的に取り入れられているシステムであり、金額に関わる部分は会社の決裁が必要になりますが、それ以外は個人の裁量で仕事を進めていくことができるそうです。

全工程を担うという点では「ジョブ型雇用」のようにスペシャリストとしての知識や経験を極めることは難しいですが、個人事業主につながりやすいというメリットがあります。

日本でも浸透しつつある「フリーランス」という働き方にもつながるのです。


日本人の仕事に対する熱意は世界最低レベルだと言われています。

しかし、同じ日本人でもフリーランスの熱意は欧米と比べても遜色ないほど高く、フリーランスと自営型社員は、いわば地続きなのです。

自営型は日本の組織風土、社会風土に根ざした働き方であり、AI時代、VUCAの時代にフィットした働き方なのであるという意見もあります。

これからの時代の働き方のひとつになりえるのではないでしょうか。

それでは、また!


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