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ほのぼの生きる  053_20230303

価値観の多様性

今日は少しだけ攻めた内容を書いてみようかと思っている。
「価値観」の話だ。

私が「ダイバーシティー(多様性)」という言葉を知ったのは2006年頃。オーストラリアに住んでいた時。今からもう17年も前のことになる。

そう考えるとやっぱり日本は遅いなぁと思う。そして騒ぎすぎ。あっち向いてほいかっ!と突っ込みたくなるくらい、皆がこぞって同じ方向を向く。何が多様性じゃ、ちゃんちゃらおかしいわっ!と思う自分がいる。

おーー攻めてます、攻めてます。うぉんのすけ~なんかあったかぁ?機嫌が悪いのかぁ?

昨日お金のことを書いて「無職になったらだんなを頼るという発想は、いらっとする」と書いたことがきっかけだ。あれは(キャリアウーマンを自負していた)私の考えがそうであるだけであって、専業主婦の方を責めているわけでもないし、生計をともにするパートナーに依存することはダメだとも思っていない。働きたくないという考えも否定しない。

私が記事を書くときに、いつも前提として「49歳です」と年齢をお伝えしているのは、生まれてきた時代の背景があって、今こういう考えを持っていると言いたいからだ。「子どもがいない」というのも重要なファクターだと思う。

最近はコンプライアンスが厳しいとかいうが、どういう考えがダメなのかさっぱりわからん。みんなそれぞれでいいんじゃない?と思う。何他人を責めてんの?そっちの方が問題だよ!と思う。人の価値観を受け入れらないことの方が問題あると思うのは私だけ?誰がどういう発言しようが、あなたはあなたの信じた道をいけばいい。自分はこれが正しいと思うと主張すればいい。他人の主張を責めてどうすんの?心が狭い、価値観が狭すぎる、ダイバーシティでないよねぇ~と思う。

しかし、そんな風に思う人にだって育ってきた環境はあるはずだ。海外に行ってないから日本の狭い文化の中でしか物事をとらえることができないとか。学校でディベートを教わってこなかったとか。親の教育がそうだったとか。自分の価値観を広めるために本を読む習慣がないとか。

家の都合でお見合い結婚をさせられて、女の人が家に入ることが当たり前の時代を生きてきた人たちが「女性蔑視」を発言をすることをどうして責められましょうか。仕方がないじゃない?そういう時代を生きてしまったのだから。価値観ってそんな簡単に変えられないと思う。

24時間戦えますか?と劣悪な職場環境の中で戦い抜き、現に日本経済を押し上げて成果を出してこられたサラリーマンが「お前もうちょっと頑張れよ」と言いたい気持ちを押し殺して、何とか新しい時代に合わせて生き延びようとしている気持ち、理解してあげられませんか。えっ?これもパワハラ?これも?と迷いながら、価値観を若者に合わせようという努力、認めてあげられませんか。逆に褒めてあげたいぐらいだよ。

私はその年代に合った価値観があると思う。俗に異端児と言われたような人は案外、別の年代と価値観が合っているのかもしれない。価値観を否定するということは、その人が生まれてきた時代、辿ってきた歴史を否定してしまうことにもなりかねない。下手するとその人自体を否定してしまうくらい辛いことにもなりかねない。

この人はなぜこういう考えなのか。なぜこのような価値観で生きているのか。もっと深く知ってほしいと思う。ちゃんと時代背景なども聞いてあげてほしいと思う。そして今、その人はこの時代をどう思い、憂い、どのように生きようとしているのか、にちゃんと耳を傾けてほしい。

それぞれの時代にはいいことも悪いこともあると思う。
そういういろんな年代の人が混ざって、コミュニケーションをとりあって、お互いの価値観を認め合うのが、真のダイバーシティだと思う今日この頃。

私は「個人の尊重」が一番大事と思っている。どんな考えであっても「尊重」してあげる気持ちを忘れたくないなと思う。
自分の意見を押し付けるのはナンセンス。だからこの記事で書いてある内容だって、私はこう思うと書いているだけであって、皆さんもこうあるべきなんて思っていない。
アドラーですな。それは他人の課題であって、私の課題ではない、ということ。

最後に、さらに過激な発言をすると、だからこそ、政治とか教育といったものは、時代に合うように変えていかなければならないと思う。世代交代というと思いきらなければならないようなイメージであるが、水が流れるように自然に時代も流していかないと滞ってしまう。古い考え、古い価値観のもと、国や子どもたちを支配しようとするとひずみが起こるのは当たり前だと思う。成田悠輔さんが言いたいことはこういうことだったのではないかと私なりに解釈している。

よお、そこのくるくるパーマのおばさんよぉ、俺たちは今SNSで意見交換するのがいいと思ってやってんだよ。炎上とかも文化なんだよ、あんたが時代遅れなのさ!

はい、すんませーーん。

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