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部下の自律性を高める3つの要素

こんにちは。「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」組織開発コンサルタント・研修講師の安達です。

先日、伝統的なチームと、高業績を出すチームの違いに関する研究から
一部抜粋してご紹介しました。こちらの記事です。

高業績を出すチームに所属するメンバーは、目の前の課題を自分ごととして捉え、より良くするにはどの様にすべきか。乗り越えるためにはどうあるべきか。深めて考えながら、チームに提案しているのだと思います。

一方で、「どうしてうちのメンバーはそうならないのか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

今回は「部下の自律性を高める3つの要素」についてお伝えします。


■部下の自律性を高めるには

自律性を高めるためには、3つの要素が必要です。

1つ目は、必要な情報が手に入ること
2つ目は、課題に取り組むうえで必要な権限が渡されていること
3つ目は、判断軸が明確になっていることです。


■どこまで情報を共有するべきか

マネージャーから降ろすべき情報は、

・市場・会社組織の動向
・事業の状況に関する情報
・他部署の状況や動向

などです。これらを伝えることで効果的に情報共有ができます。

一見必要なさそうな動向であっても、メンバーが仕事を進めるうえで思いがけず活かせることがあります。

また、蓄積するものと共有するものを区別して情報を渡す場所や渡し方を考えることも大切です。

蓄積するものであれば、的確・迅速に探せるように。共有するだけのものであれば、渡す場所を絞ったり、必ず共有目的を入れたりするのも効果的かもしれません。


■判断軸とは

ここでいう判断軸とは、前提条件や重視するポイントと捉えていただくと良いかもしれません。

マネージャーとしての判断基準を伝えることも有効ですし、行動規範や理念、コンピテンシーなどを用いて共通認識を強化していくことも有効な手立てになります。


■マネージャーの仕事の再定義

高業績を出すチームを実現していくうえではマネージャーのかかわりがカギになります。

情報を共有するのも判断軸を明確にするのも、メンバーが自ら考えてお互いに関係しながら動ける環境を作るためです。

マネージャーの仕事は部下に指示を出すことではなく、部下の仕事の後方支援と捉えなおすことができます

あなたの職場ではいかがですか? チームが高業績を出せる環境はすでに整っていますでしょうか。

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この記事を書いた人

安達 (3)


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