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コロナ下で増加する「6月病」とは?

こんにちは!「わたし・みらい・創造センター
(企業教育総合研究所)」主任研究員の頼木(よりき)です。

4月に入社した新卒の皆さんは、新たな仕事や職場に少しずつ馴染んできている時期ではないでしょうか。

「5月病」という言葉を聞いたことがあると思います。この言葉は高度成長期に使われ始めました。

この「5月病」は、環境が大きく変化した、大学生や新入社員に対してよく使われます。

仕事への責任感、不慣れな業務への緊張が続き、GWに入って一気に解放され、無気力になってしまう症状です。

それが今、リモートワークが増え、通勤や対面によるストレスが減少していることもあるのでしょうか。時期が変化し、「6月病」が増えているそうです。

この「6月病」が起こる要因には、どのようなことが考えられるでしょうか。ここでは2つの要因について取り上げたいと思います。

■「6月病」が起こる2つの要因

1.「上司や先輩にうまく相談ができない」
リモートでは対面の機会が減っているため、手取り足取りの指導が難しい状況です。

例えばOJTでは、新入社員は上司・先輩の状況(動きや感情など)が見えづらいので、気軽に相談できないということがあります。

2.「仕事の将来の姿が見えない」
以前に比べ、業務の進捗の共有は、オンラインツールなどで容易になりました。その一方で、「なぜこの仕事をやるのか」「自分にこの仕事は向いているのか」というところまではなかなか共有できないのが現状です。

その結果、新入社員は今の仕事に疑問や悩みを感じ、自分にこの仕事が合っているのかと考え込んでしまうのです。

■新入社員のサポートの仕方

では、私たちはどのように新入社員をサポートすると良いのでしょうか。

1.は、上司あるいは先輩が相談する時間を定期的に設定しておくことです。「相談があれば言って」ではなく、「相談があればこの時間で」です。

2.は、新人に限らず誰もが悩むテーマです。そこで上司や先輩も、日頃から自分たちが考える仕事の意義や、仕事で目指したい目標などを新人と共有することが大切です。

この2つを意識して、メンバー同士の対話を増やすところから始めてみましょう。新入社員はストレスを減らし、前向きに仕事に取り組むことができるようになります。ぜひご参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

コメント 2021-08-05 131517


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