風羽-カザハ-

spoonで喋ってる人。 30代の低音女子。 喫煙所配信の枠主。割と腹黒。 言葉は身…

風羽-カザハ-

spoonで喋ってる人。 30代の低音女子。 喫煙所配信の枠主。割と腹黒。 言葉は身近な魔法。

最近の記事

喫煙所配信者の頭の中 #14

『変わらない』とは『小さく変化し続ける』ということ。 変化を恐れる人がいる。 変化することを嫌う人がいる。 それ自体は悪いことではないと思う。 変わっていくということは、 予測できない何かに見舞われる可能性もあるからだ。 それを怖いと思うことは誰にも責められない。 『変わらない』ということは実は 『少しずつ変化している』ということでもある。 浅草にあるすき焼きの名店・今半は『変わらない味』と 顧客たちから評価されているけれど、 実は時代に合わせて少しずつ味を変えている。

    • 喫煙所配信者の頭の中 #13

      曲が刺さるってこういうことなんだろう。 そんな出来事が起きる時は大抵、 自分の中でなにか変化がある時のことが多い。 ほとんどの場合、そういう変化に気づくのは 曲が刺さってからだったりする。 最近刺さった曲に出会ったのは、 仲良しの弾き語りがきっかけだった。 原曲を聴く前に彼女の歌を聴いたせいか、 今でも原曲に多少違和感は残っているが。 歌詞に込められた、強い女の本音みたいなもの。 言いたいけど言えない、そんななにか。 最初に歌詞を読んだ時、作詞が男性だということに驚いた。

      • 喫煙所配信者の頭の中 #12

        独裁って本当に悪なのだろうか。 かの有名なドイツの独裁政権が頭に思い浮かびやすいから、 独裁って聞いたときに日本人は拒否反応を示すんだろうと思う。 だけど、本当に独裁って悪いことばっかりなんだろうか。 石油産出国の一つにヨルダンという国がある。 ここはいわゆる超お金持ちの国王が独裁している国だ。 教育も医療も、インフラもほぼすべてが無料。 国民は割と豊かに暮らしていて、独裁といえど 周りの国と揉めることもあまりない。 こんな独裁もあるのだ。 閑話休題 配信者っていう生

        • 喫煙所配信者の頭の中 #11

          魅了されるって人それぞれ。 枠をしていてよく言われることがある。 「My(いわゆるフォロー)、絞ってるね」 別に絞っている訳では無いんだけど、 興味を持ったり、面白いなぁって思って ファンになりたい人なだけだったりする。 誰かに興味を持つには、 相手が何を考えてるのか、 何を見てどう感じるのか、 どんなことが好きなのか。 その人の人となりみたいなものが見えないと あたしは興味を持ちにくいタチでもある。 閑話休題 枠に来てくれる人の中には何故か、 「好き」と言って

        喫煙所配信者の頭の中 #14

          喫煙所配信者の頭の中 #10

          伝えるって、本当に難しい。 言葉は身近な魔法だと、 亡くなった祖母がよく口にしていた。 今、病院で看護助手をするあたしにとって、 患者さんにかける言葉は 身近な魔法そのものになった。 少しでも笑えるように、 少しでも前を向けるように。 そんな言葉を探す日々だ。 逆に自身の事となると割と悲観的だったりする。 自分の声は普通以下だと思っているし、 その辺に落ちてる(?)30代なのだ。 閑話休題 ここしばらく、悩むことが増えて、 そこでどうそれを伝えるかということが 自分の

          喫煙所配信者の頭の中 #10

          喫煙所配信者の頭の中 #9

          自分ではどうにもできない時だってある。 とにかく心がささくれ立っていた。 何が原因なのか分からない。 けど、妙に気が立っていて、 普段だったらなんでもないことが 妙に癇に障って仕方なかった。 職場のちょっとしたことから流れてきたツイートまで、 なんでそこまで!?っていうくらい。 自分で何とかしようとして、 結果、どうにもできないこともわかっていて、 ふらっと飲みに出たのだ。 孤独は自分で飼い慣らすものだと、 あたしはよく知っていたはずだった。 少なくともそうやって、

          喫煙所配信者の頭の中 #9

          喫煙所配信者の頭の中 #8

          他人のまわしで相撲はしない方がいい。 推しマ(ファンマ)を持ってる配信者は少なくない。 かく言うあたしも持ってる。……一応ね。 とはいえ、長らく公表してなかったせいで、 あんまり知られてない。 あたしの推しマは2022年9月まで、コピペされないように周りに頼んでいた。 だからといって、コピペできないところだったら どんな使い方をしてもいいという訳では無いのは言うまでもない。 閑話休題。 他枠でその場にいない人の名前を出すのって、 気を使うもんだと思う。 特に、枠主と関

          喫煙所配信者の頭の中 #8

          喫煙所配信者の頭の中 #7

          演じ切るって実はとっても難しい。 仲良くしてもらってるひかねぇから、 声劇の感想が欲しいと請われて音源を貰った。 台本は一応見ていて、これをひかねぇが、 女性と演じたのならどうなったのか。 ある意味、怖いもの見たさで感想書く!と言ったのだ。 出だし、耳を疑った。 『ひかねぇ』ではなく、『ひかる』だったから。 年齢が言及されていない声劇で、 幼なじみの二人の会話。 少し無愛想な「おつかれ」のトーンは 好きな人にいい所を見せたい背伸びした男子そのもの。 年上の幼なじみに恋

          喫煙所配信者の頭の中 #7

          喫煙所配信者の頭の中 #6

          枠したいけど、枠したくない症候群。 配信して感じるなんとも言えないモヤモヤを、 あたしはそう呼んでいる。 上手く言語化できないことも多いのだけど、 自分の中にモヤのように、霧のように、 徐々に濃くなる感情が生まれることがある。 うちの枠は基本的に自由に過ごして貰っている。 その結果、コメントがカオス状態になろうと、 話があっちこっち行こうと、 急に哲学めいた話になろうと、一切気にしない。 配信はナマモノだ。 その瞬間を共有して、楽しかったらそれでいいと思っている。 た

          喫煙所配信者の頭の中 #6

          喫煙所配信者の頭の中 #5

          みんなはあたしに何を求めているんだろう。 大した話では無いのだけれど、 配信をしていてふっと思う瞬間がある。 大した話をする訳でもなく、 すっごいいい声とも思えないのに、 どうして自分の配信に来てくれるんだろう。 失礼は百も承知での発言だから、 ちょっとだけ目をつぶって欲しい。 あたしの枠は言ってみれば生活音の垂れ流しだ。 大したコンテンツがある訳ではなくて、 気ままに開いて、気ままに閉じる。 なんてことない普通の30代女性の日常を みんなにただただ聞かせているだけな

          喫煙所配信者の頭の中 #5

          喫煙所配信者の頭の中 #4

          #2で書いた無言枠。 あれって、あたしがみんなのことをはけ口に使ってしまったんじゃないか。 無言枠をしてから、数日。 次の枠へそのムードをできるだけ持ち越したくなくて、 自分としては必死で立て直したつもりだった。 あくまで、自分の『つもり』だ。 他の人間がどう思うかはまた別の問題だった。 ある人から、そこを指摘された。 『自分もはけ口にはなりたくないし、 ⠀ あなたをそういう風に扱いたくない。 ⠀ だから、距離を置く。』 大事にされていると思った。 それと同時に申

          喫煙所配信者の頭の中 #4

          喫煙所配信者の頭の中 #3

          少し離れた位置から見守ることでできること。 今、spoonでは超大型企画の準備が始まっている。 サービス提供開始5周年を祝うもので、 参加人数は枠主・サポーター・運営などを合わせると おそらく200名を超える。 配信者、枠主として参加すれば認知もされる。 知名度も上がるだろう。 企画主もそれを口にしたほどだったから。 企画主の配信者さんと仲良くさせていただいてる身ではあるけれど、 それでもあたしは積極的に関わることはしないという決断をした。 理由あってのことだ。 20歳

          喫煙所配信者の頭の中 #3

          喫煙所配信者の頭の中 #2

          配信者も人間だ。 何を当たり前のことを……と笑われるかもしれない。 けど、配信を続けているうちに、お互いどうもそこが鈍る瞬間がある。 19:25。 職場の休憩時間に15分だけ、配信をした。 真っ黒な背景、無言。 一言も話さなかった。 無言の抵抗。 前々からあった現象ではあったのだけど、 体調不良を延々と語る人が増えつつあって、 それがどうにも頭痛の種だった。 話の流れも無視、こちらの提供する話題に反応してくれるでもない。 一人語り、自分語りをする人。 あたしの知らない

          喫煙所配信者の頭の中 #2

          喫煙所配信者の頭の中 #1

          spoonを始めた時、あたしは体を壊して休職中だった。 家にいるしかなくて、喋る相手って言ったら当時一緒に住んでた彼だけ。 仕事終わりの彼との会話があまりにもいつも通りで代わり映えしなくて、 外の世界や知らない価値観に飢えていて、社会と切り離された感じがしてたまらなかった時だった。 あれから2年経った。 体も回復して、新しい仕事に就き、毎日外に出る。 彼とは残念なことに(?)別の道に進むことになったけど、新しい社会とのつながりもできた。 人間って現金なもので、自分が欲し

          喫煙所配信者の頭の中 #1