学び:1on1で『質問』する①
■本記事の対象範囲
・若手社員との1on1の機会が増えたかた
・今の1on1形式がしっくり来ていないかた
・苦し紛れに世間話で間を繋いでしまうかた
上記を主な対象としています。
基礎的な内容の構成で初心者の方に理解しやすい構成を心がけていますので、その点ご了承ください。
■ポイント
・『本音』を引き出す管理職の立場を理解
・『心理的』安全性の落とし穴
■はじめに ~1on1面談~
最近流行り(今更ですが、、)の1on1面談を取り入れられている企業さんが多いのではないでしょうか?
中には会社がやれと言うからやっている方も、いらっしゃると思います。
実際のところイチイベントとしての1on1で効果として何が得られるかというと、最近の仕事の進捗が関の山でしょうか。
(私も当初は仕事の話がメインで、1on1じゃなくてもしてくれよという進捗報告でした)
勿論進捗報告がしたい方もいますのでそういった場合は気が済むまで話して貰えばいいですが、我々管理職が聞きたいのは
「何を考えているか」
「どんなことを思っているのか」
「何にやりがいを感じているのか」
あたりですよね。
ただそこにあるのは、当たり障りなくその時間を凌ぐ為の不毛なラリー。
一体何が原因なのでしょうか。
■『本音』を引き出す管理職の立場を理解
1on1は各企業ごとに置いている目的が若干違うかと思いますのでココでは定義付けはしませんが、共通項の1つとして『若手の本音を上司が引き出す』ことを期待されていることと考えます。
(ただお喋りする時間に経営層はお給料を払いたくないはずなので、ここはある程度皆さんと同じ認識として扱わせて頂きます。)
期待されている『本音を引き出す』ために会社が用意してくれたものを整理しましょう。
・上司(管理職)という立場
・面談時間ならびに場所
これくらいですかね。あとはせいぜいドリンクとか、ちょっとしたお菓子とかリラックスを狙った小細工かと思います。(気を利かせて工夫の上、お菓子出されている方いたら表現の点すみません。メンバーへの小さなお気遣い、素敵です。)
こう見てみると、ただでさえ管理職が有利に話すを進められる為の準備など何もなく、まさに会社はやれと言うだけ。うまく成果(本音)を引き出すには自分の力でなんとかするしかありません。
言い訳をするわけではありませんが、まず1on1というのは会社から管理職に理不尽に与えられる『難題』なんです。いきなり上手くできなくて当たり前です。
ですがその難題を解決した暁にはメンバーだけでなく貴方自身の引き出しが増えるので、めげずに工夫してみましょう。
■『心理的』安全性の落とし穴
よくコミュニケーション系の書籍を読みますと心理的安全性について書いてあります。
詳しくはより理解頂くためにご自身でお調べ頂くことをオススメしますが、要は話し手に話しやすい環境にしてあげましょうということです。
表情1つとっても柔らかく~とか、座る席も正面ではなく~とか
私の持論ですが、小手先のテクニックは正直あまり影響しませんし、今は情報化社会ですのでちょっとした心理操作は逆に勘ぐられてこちらの意図とは逆の効果を生み出し兼ねません。
他記事も併せ逆説ばかりで恐縮ですが、『心理的安全性』は作り出せるものではなく人に依存するものと考えています。
なぜなら「このやり方は〇〇さんには効いたけど、☓☓さんには響かなかった。」「同じことでもあいつに言われると癪に障る」など誰が何を発信するかによって結果の変わる言わばおみくじのようなものなんです。
(様々な参考書を買い漁り、どれもこれも愚直に試してみた結果この答えに辿り着きましたので、同じ気持ちの方はいらっしゃると思って続きを書きます)
では比較的誰にでも一定の効果があって、有効に対象者の『本音』を引き出せるのでしょうか?
次の記事で私が意識しているポイントについてコツと失敗談・やらないほうが良いことなどを纏めようと思います。
是非内容が参考になれば幸いです。
管理職の皆さん、一緒に頑張りましょう。
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