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【レシピ】千葉県館山市の郷土料理が商品化!! つくってみたら豚肉、油揚げ、鰹節…うま味たっぷりの おにぎりだった🍙

知らなかった郷土料理

最近、新聞やWeb、広報紙で見かける「ごんじゅう」という料理。千葉県館山市の郷土料理らしい?!

らしい?!、というのも、生まれも育ちも館山市なのに、祖母や母につくってもらった記憶がない。この年まで存在を全く知らなかった。

館山市広報紙にのってる「ごんじゅう」
写真は「ごんじゅう」をつくって40年の長谷川さん

「ごんじゅう」は、甘辛く煮た豚肉と油揚げと鰹節をご飯に混ぜて、おにぎりにしたもの
両手の5本の指を合わせて握るから「ごんじゅう」と名前がついたそうだ???

指の数が片手の5と両手の10で「5ん10」??
それとも、指5本を重ねるから「5ん重(じゅう)」ってこと??
はっきりわからないけど、まあいいか……。

その由来もなんかいい。
その昔、旧暦10月の神無月に、島根県の出雲大社へお参りに行く人々が、道中の安全を祈って出発時に食べたとか、弁当に渡されたとか。

今でも、1000年以上続く南房総最大の秋祭りで、神輿の担ぎ手に振る舞われているとも。
ん〜、なんか歴史を感じる。

おにぎりなので、片手で手軽に食べられるし、
十分に火を通した具材で、食中毒予防にもなる。
まとめてつくって、大勢をもてなすこともできて、使い勝手のいい料理みたいだ。

商品化までされた!!

そしてこのほど、「ごんじゅう」が、横浜市の会社によって商品化されたらしい
Webで検索すると記事がいくつかでてくる


「ごんじゅう」をつくってみた

この郷土の味を食べてみたくて、記事に書いてある地元のスーパーを回ってみたけど「ごんじゅう」の影も形もなかった。

それならば、自分でつくってみるしかないか……
具材を煮てご飯と混ぜて握る。そんなに難しくなさそうだ。

もともと家庭料理なので、家庭によってつくり方は違うだろうけど、広報紙にのってる長谷川さんのレシピを参考にしてみる。

館山市広報紙にのってる長谷川さんのレシピ

この名人直伝のレシピもいいけど、食事制限のある自分の体のことも考えて、ちょっとばかり具材と分量をアレンジしてみた。

具材は、豚肉、油揚げ、鰹節の3つ

タンパク質が多そうなので、今回は、それぞれ量を減らして、脂の多い豚バラ肉を豚ロースに変えてみた。

ごんじゅうレシピ おにぎり8コ分

お米 2合            普通に炊く

【具材】
豚ロース 100g  とんかつ用1枚 1cm角に切る 
        薄切り肉でもいい
油揚げ 1枚         1cm角に切る
        お湯をかけて油ぬきしておく
鰹節 5g             煎らずにそのままつかう

【煮汁】
砂糖 大さじ1と1/3
醤油 大さじ2
酒 大さじ1
水 大さじ5

【つくり方】

鰹節を1/3残して、煮汁の材料と具材を鍋に入れて
火にかける。
煮汁がなくなるまで煮たら、火を止める。
ご飯と煮た具材、鰹節の1/3をボールに入れ混ぜる
混ぜ終わったら8当分にして、おにぎりにする
ごんじゅう8コの完成!

具材はすぐに煮えるし、豚肉の脂と油揚げの油ですべって具材とご飯を混ぜやすい。案外簡単にできた。
大量調理にも向いてそうで、おもてなしにも使えるかも。


うま味たっぷりのおにぎり

つくった「ごんじゅう」を食べてみる。
豚肉は、噛むと肉のうま味がでるし、油揚げからは、じゅわっと甘辛い煮汁が広がる。鰹節は風味がいい。

それぞれが喧嘩せず、1つ1つの味わいがよくわかる。正直、美味しい!!
これは、うま味たっぷりのおにぎりだ。

せっかくなので、お皿にのせてみた

長年、神輿の担ぎ手に振る舞われているだけあって、エネルギー補給やタンパク質摂取にはもってこいで、豚肉のビタミンB12は疲労回復にも効きそうだ。

冷めても美味しいし、残ったら冷蔵庫に入れて、翌日レンジで温めてもいけた。

甘味があって口当たりがいいので食が進む。
食欲の落ちる今の時期、夏バテ解消にいいかもしれない。

つくり方は難しくないので、よかったら、館山市の郷土料理「ごんじゅう」をつくってみて!
ボリュームのある「ごんじゅう」がいい人は、
長谷川名人のレシピでつくってみて欲しい。

50年以上暮らしてきた土地で、知らない郷土料理があった。どこの地域にもまだ眠っている郷土料理があるのだろうと思った。

お読みいただきありがとうございました🍀

⬇️館山市の郷土料理はこちらも参考に!


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