【レシピ】千葉県館山市の郷土料理が商品化!! つくってみたら豚肉、油揚げ、鰹節…うま味たっぷりの おにぎりだった🍙
知らなかった郷土料理
最近、新聞やWeb、広報紙で見かける「ごんじゅう」という料理。千葉県館山市の郷土料理らしい?!
らしい?!、というのも、生まれも育ちも館山市なのに、祖母や母につくってもらった記憶がない。この年まで存在を全く知らなかった。
「ごんじゅう」は、甘辛く煮た豚肉と油揚げと鰹節をご飯に混ぜて、おにぎりにしたもの。
両手の5本の指を合わせて握るから「ごんじゅう」と名前がついたそうだ???
指の数が片手の5と両手の10で「5ん10」??
それとも、指5本を重ねるから「5ん重(じゅう)」ってこと??
はっきりわからないけど、まあいいか……。
その由来もなんかいい。
その昔、旧暦10月の神無月に、島根県の出雲大社へお参りに行く人々が、道中の安全を祈って出発時に食べたとか、弁当に渡されたとか。
今でも、1000年以上続く南房総最大の秋祭りで、神輿の担ぎ手に振る舞われているとも。
ん〜、なんか歴史を感じる。
おにぎりなので、片手で手軽に食べられるし、
十分に火を通した具材で、食中毒予防にもなる。
まとめてつくって、大勢をもてなすこともできて、使い勝手のいい料理みたいだ。
商品化までされた!!
そしてこのほど、「ごんじゅう」が、横浜市の会社によって商品化されたらしい。
Webで検索すると記事がいくつかでてくる。
「ごんじゅう」をつくってみた
この郷土の味を食べてみたくて、記事に書いてある地元のスーパーを回ってみたけど「ごんじゅう」の影も形もなかった。
それならば、自分でつくってみるしかないか……
具材を煮てご飯と混ぜて握る。そんなに難しくなさそうだ。
もともと家庭料理なので、家庭によってつくり方は違うだろうけど、広報紙にのってる長谷川さんのレシピを参考にしてみる。
この名人直伝のレシピもいいけど、食事制限のある自分の体のことも考えて、ちょっとばかり具材と分量をアレンジしてみた。
タンパク質が多そうなので、今回は、それぞれ量を減らして、脂の多い豚バラ肉を豚ロースに変えてみた。
ごんじゅうレシピ おにぎり8コ分
お米 2合 普通に炊く
【具材】
豚ロース 100g とんかつ用1枚 1cm角に切る
薄切り肉でもいい
油揚げ 1枚 1cm角に切る
お湯をかけて油ぬきしておく
鰹節 5g 煎らずにそのままつかう
【煮汁】
砂糖 大さじ1と1/3
醤油 大さじ2
酒 大さじ1
水 大さじ5
【つくり方】
具材はすぐに煮えるし、豚肉の脂と油揚げの油ですべって具材とご飯を混ぜやすい。案外簡単にできた。
大量調理にも向いてそうで、おもてなしにも使えるかも。
うま味たっぷりのおにぎり
つくった「ごんじゅう」を食べてみる。
豚肉は、噛むと肉のうま味がでるし、油揚げからは、じゅわっと甘辛い煮汁が広がる。鰹節は風味がいい。
それぞれが喧嘩せず、1つ1つの味わいがよくわかる。正直、美味しい!!
これは、うま味たっぷりのおにぎりだ。
長年、神輿の担ぎ手に振る舞われているだけあって、エネルギー補給やタンパク質摂取にはもってこいで、豚肉のビタミンB12は疲労回復にも効きそうだ。
冷めても美味しいし、残ったら冷蔵庫に入れて、翌日レンジで温めてもいけた。
甘味があって口当たりがいいので食が進む。
食欲の落ちる今の時期、夏バテ解消にいいかもしれない。
つくり方は難しくないので、よかったら、館山市の郷土料理「ごんじゅう」をつくってみて!
ボリュームのある「ごんじゅう」がいい人は、
長谷川名人のレシピでつくってみて欲しい。
50年以上暮らしてきた土地で、知らない郷土料理があった。どこの地域にもまだ眠っている郷土料理があるのだろうと思った。
お読みいただきありがとうございました🍀
⬇️館山市の郷土料理はこちらも参考に!