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【子育て日記】息子が想像以上に「観察」していて面白い
1歳を過ぎた息子がいる。
息子と過ごしている中で、息子が多くの「観察」をしていることに気がついた。今回は、観察について書きたい。
息子の観察の「量」と「質」の切り口から考察してみたい。
・観察の量
観察の量というと聞こえはいいが、興味を持ったらひたすらに同じことを繰り返している。
いつも行く公園には、すべり台や網の通路やトンネルが組み合わさった複合的な遊具があるのだが、なんと息子はその遊具の柱に興味を持っている。
一口に柱と言っても、すべり台の柱の色はオレンジで細め、網のところは緑色で中位、トンネルの方は茶色で細めと色も太さもバリエーションがある。
息子は柱のそばに行っては両手で柱をたたいて遊んでいる。
柱の太さによってたたいたときの振動の仕方も異なるし、
他の子供が遊具の上で遊んでいると、自分以外の振動があったりもする。
天気が良い日には柱が熱くなっていたり、影に入っているところではそれほど熱くなかったりする。
きっとその違いが面白いのだろう。
その公園に行くたびに、色々な柱を巡りながら20分くらいは過ごしている気がする。
(息子は1時間くらい遊ぶと眠くなってしまうので、この20分は結構長い)
しゃがんだ時に気がついたのだが、息子の低い視点からは大人よりも柱がよく見える。
しかも、カラフルな柱は家や保育園といった息子の日常の中にはなく、週末に行ける公園にしかないものなのだろう。
大人からすると、柱なんかにと思うのだが、きっと息子にとっては珍しいものだから、遊ばずにはいられないのだろう。
・観察の質
観察の質は、要するに真似っこだ。
少し前に、息子と遊園地へ行った時のこと。
その遊園地では子供が蹴って進む車を模した乗り物が置かれていた。
遊園地に着いた当初、息子は目もくれなかったのだが、
この車で遊ぶ子供が増えてくると、息子も気になってきた。
息子にとって初めてのことだったので、わくわくした表情で乗り込むが、いざ乗ってみても動かない。
車にはボタンがあるが、押しても全く進まない(電動ではないので当然である)。
もう一度乗り直しても動かない。
しばらく車を観察した息子は、乗っただけでは動かないことを理解した様子。周囲の様子をうかがって、みんなが足で蹴って進んでいることに気がついた。
そうして足で蹴ることで自分も車を進めることができた。
どうやったらこの車を進めることができるのか、自分で試して観察したり、情報収集のために周囲を観察しているのだ。
(ひとしきり車に乗って遊んだ後は、車の外から押して遊ぶ方が楽しいと気がついたようで、ずっと車を押していた)
息子の観察からの気づき
息子と遊んだ経験から、息子の観察について記述してきた。
息子の観察の特徴を抽象化すると「とりあえず何回も繰り返す。失敗しても周りをよくみて諦めずにトライする」ということになる。
このプロセスをたくさん繰り返すことで、多くの気づきが息子の中にたまっているのだろう。
この気付きの蓄積が息子の成長を推進しているのかもしれない。
そう考えると、息子の観察の機会が貴重に思えてくる。
大人になると、「恥」や「周りの目」から失敗を恐れたり、時間がなかったりで十分に観察できないことがあると思う(少なくとも私の場合は)。
息子の中にはまだ他人の視点はなく、自分がやりたいことをやりたい、という意志が強く出ているようにも見える。
息子がこれから成長していく中では他人の視点を身につけていくことも重要だが、同時に自分のやりたいことを探求し続けていくことも大事にしてほしいと思う。
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