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還暦になり初めて「文章」✍️という物を書いてみたら、その愉しさに気が付いた、 素人のオッ…

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還暦になり初めて「文章」✍️という物を書いてみたら、その愉しさに気が付いた、 素人のオッサン。野球やバイク、アウトドアに関連した「文章」を書いていければ良いなと思っています。 読んで頂いて「スキ」や「フォロー」「コメント」を貰えれば励みになります🙇🏻

最近の記事

未来の女子野球は軟式にしてみませんか?(2)

第一話 東京、港区にあるビルの一室で、 古木は思案していた。 長年、日本プロ野球機構が抱え込んでいた 案件「日本女子プロ野球及び女子野球を 再構築するにあたっての考察」の完成が 急がれていた。 この年より新しく日本プロ野球機構、 通称NPBのコミッショナーに古木は 就任した。 過去、野球ファンたちに隠されたある出来事によって分裂しかかったプロ野球を 選手会長の古木と選手、選手会が、 何とか守るべく立ち上がったことがある。 その時のリーダーシップ、キャプテンシーを 見込まれ

    • 未来の女子野球は軟式にしてみませんか?

      始まりの章 若い頃から病気がちな私は 齢を重ねる事に肉体的な痛みより 精神的な疲労が多くなり、 特に大勢の人がいる所が苦手になった。 その為、日々の大半が部屋の中で 過ごす事になった。 しかもTVやラジオなど世間からの 情報をほぼほぼシャットアウトして 隠れるように生きてきた。 しかし、かかりつけの医者からは “ 少しは外に出ましょう。散歩程度で   良いんです。太陽の光を浴びましょう。”  と言うアドバイスを貰った。 何か良いものがないだろうかと 思案しながら、取り敢え

      • 昭和ライダーエレジー10

        ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えたあの日 ※このお話は、俺が高校生だった頃、1977年 (昭和52年頃)の物語ですが、フィクションの 為、登場する人物、団体等は実在するものと 一切関係ありません。 最終話 前田ん家をあとにした俺は特に用事がある訳ではなかった。が、早く帰りたかった。 前田ん家は俺の住んでる所より二つ隣の市で 駅数にすると8〜9駅程度だが、まぁ〜ひと駅の間が長いから結構な距

        • 昭和ライダーエレジー9

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えたあの日 ※このお話は俺が高校生だった時、1977年 (昭和52年頃)の物語ですが、フィクションの 為、登場する人物、団体等は実在のものと 一切関係ありません。 第九話 次はいよいよ前田から提供される事に なっている、ホンダXE50を迎えに行く。 「前田、今日例のバイクを引き取りに 行こうと思ってるんやけど………」 帰り支度の教室で俺は声を掛けた。 「あ

        未来の女子野球は軟式にしてみませんか?(2)

          昭和ライダーエレジー8

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えたあの日 ※このお話は俺が高校生だった頃、1977年 (昭和52年)の物語ですが、フィクションの為 登場する人物、団体等は実在するものとは 一切関係ありません。 第八話 カズキンの言葉を信じて俺とヒデミは 素早くバイクに跨りエンジンに火を入れ、 三木巡査を置き去りにしようとした。 当の三木巡査は 「キーは持ってる。プラグは確認した。 今日は大丈夫だ!どこま

          昭和ライダーエレジー8

          昭和ライダーエレジー7

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えた日 ※このお話は俺が高校生だった頃、1977年 (昭和52年)の物語ですが、フィクションの為 登場する人物、団体等は実在するものと 一切関係ありません。 第七話 ともかく、「あっち向いて以下略」は成功。 第1ラウンドは俺たちの勝利に終わったが、 このままで終わる三木巡査ではないだろうと 思うので、俺たちは次の手を用意していたん だけど、意外にもカギポン攻

          昭和ライダーエレジー7

          昭和ライダーエレジー6

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えた日 ※このお話は俺が高校生だった頃、1977年 (昭和52年)頃の物語ですが、フィクションの為、登場する人物、団体等は実在するものと 一切関係ありません。 第六話 辻󠄀が持つ小さな鉄騎。 それはそれは見事なV字っぷりでございます。 文字通りの鬼が如きそのツノは天を衝き、 異形を放つその佇まいは闇空を駆ける龍の 様な鈍色の光を携えて、その身を解き放つ 時が

          昭和ライダーエレジー6

          昭和ライダーエレジー5

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでる時点で俺は原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも しれないと思えた日 ※このお話は俺が高校生だった頃、1977年 (昭和52年頃)の物語ですが、フィクションの 為、登場する人物、団体等は実在するものと 一切関係ありません。 第五話 誕生日が一番遅かったカズキンも免許を取り 仲間全員がライセンス保持者になった。 そしてヤマハのRD50というバイクを購入。 エンジンスペックはヒデミやマサやんの MR50と同じで、ロードとトレ

          昭和ライダーエレジー5

          昭和ライダーエレジー4

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えたあの日 ※このお話は俺が高校生だった時、1977年 (昭和52年頃)の物語ですが、フィクションの 為、登場する人物、団体等は実在するものと一切関係ありません。 第四話 「せぇ〜の、カンパ〜イ!」 いつものようにトモの部屋である。 ヒデミの原付免許合格を祝しての全員集合。 例のコーラで乾杯している。 「おめでとう!」 「やったら出来るやん!」 「俺らン中

          昭和ライダーエレジー4

          昭和ライダーエレジー3

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでいる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも   知れないと思えたあの日 ※このお話は俺が高校生だった時、1977年(昭和52年頃)の物語ですが、フィクションの為、登場する人物、団体等は実在するものと一切関係ありません。 第三話 待ちに待ったヒデミの2回目になる試験日が ついにというか、やっとというか、 とにかくやって来た。 俺はヒデミと駅で待ち合わせをしていた。 ちょっと待て! ヒデミの試験に何故お前が駅で待

          昭和ライダーエレジー3

          昭和ライダーエレジー2

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでいる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えたあの日 ※このお話は俺が高校生だった時、1977年(昭和52年頃)の物語ですが、フィクションの為、登場する人物、団体等は実在するものと一切関係ありません。 第二話 俺たちの中でヒデミが4月生まれで一番早く、 早生まれだけど順番は一番後ろという 理不尽な波にのまれたのがカズキンこと 山村一王だった。 2月生まれだからヒデミとは約1年違う。 カズキンは(あ

          昭和ライダーエレジー2

          昭和ライダーエレジー

          ヤマハGT50か?ホンダXE50か? 悩んでいる時点で俺には原付バイクで 日本一周を目指すのは無理かも 知れないと思えたあの日 ※このお話は俺が高校生だった時、1977年 (昭和52年頃)の物語ですが、フィクションの為、登場する人物、団体等は実在するものと 一切関係ありません。 第一話 とにかく田舎は退屈である。 誰が何と言おうと退屈で退屈で仕方がない。 何故か? ヒマだからである。 独断と偏見に満ち満ちている事は 重々承知をしているが、 あの一番良かったとされる高度経

          昭和ライダーエレジー

          5月17日が「大谷翔平の日」になった。大谷選手と「17」にまつわる話を少しだけ………

          毎年5月17日を大谷翔平選手がドジャースに在籍している限り「大谷翔平の日」と ロサンゼルス市は制定した。 いちアスリートが記念日なるとはファンの 我々も、あまつさえ当の本人も想像だにしていなかったと思う。 そう、大谷選手が海を渡り、メジャーに挑戦 した時にも…… しかし、大谷選手と「17」との関わりは 始まっていたようで、実に不思議に思える。 たぶん、こういうのを「宿命」と呼ぶんだ ろうな……… ロサンゼルス・エンゼルスと契約した年、 2017年…… メジャーリーグ1年目

          5月17日が「大谷翔平の日」になった。大谷選手と「17」にまつわる話を少しだけ………

          高校野球 甲子園の未来

          日本プロ野球がシーズンを開幕してからある程度経ち、また海の向こうメジャーリーグも大谷翔平選手にまつわるゴタゴタがあったにせよ無事スタートを切れた。 そんな中で今年の夏の高校野球甲子園大会で 午前と午後の2部制を開幕3日間に限り 実施するそうだ。 理由としては近年の危険とも言える猛暑の せいであろう。 実際、去年には5回終了時、水分補給などの ために最大10分のクーリングタイムという 休憩時間が設けられた。 確かに近年の夏の暑さは異常で、 亡くなる方が出てもおかしくないほどの

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          女子野球について思う事

          女子野球について以前にボソッと つぶやかせてもらいました。 ここからは個人の思いであり、 私見ですので賛否はあると思いますが、 少しの間、お付き合い頂けると幸いです。 女子の野球。 これに関しては何ら否定をしている ものではありません。 女子だって野球を好きになる権利はあるし、 好きになっちゃいけない理由なんて あるわけないのですから。 ただ、体力や体格、筋力など 男子と(しかも本格的にやって来た男子と 比べるといかんしがたいものがある) 歴然の差があると思いませんか?

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          もう一つのSへの手紙

          ~子供達の夢のために~ あの日から20数年もの月日が流れていた。 本場メジャーリーグの選手でも成し得ず、 " 野球の神様 "  " 野球の申し子 "  とまで言われた、かのベーブ・ルースが 残した偉大なる記録。 二桁勝利、二桁本塁打。 およそ100年以上破られなかった壁に 一人の日本の若者が、とうとう風穴を 開けた瞬間の日から。 前年度の成績からすると、次年度の 2022年に突破するのは時間の問題だと 思われてはいた。 何せ前年度の成績を振り返ってみると、 打者としては

          もう一つのSへの手紙