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映画の感想

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記事一覧

『思い出のマーニー』は『得られる物語』だった

コロナの状況がさらに悪化している日本ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私は仕事開始がまた1カ月以上延期になり、4カ月だと思っていたニート生活が5カ月になってしまうことが決定したところです。

・コロナに関する情報は自分で取捨選択すること(情報が溢れていて、全部見ていたら疲れちゃうから)、
・こまめに友人と連絡をとること(誰かオンライン飲み会しましょう)
などが、おうち生活のストレス軽減に

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『万引き家族』にみる、法だけが裁ける日本という国

『万引き家族』という映画を観た。
『八日目の蝉』『そして父になる』と、家族の在り方を取り扱う映画を立て続けに観ている。Amazon Primeで関連動画に出てくるからである。
『そして父になる』との繋がりでいえば、樹木希林とリリーフランキーがどちらにも出演している。いずれもかなりハマり役だったし、勧めてくれるAmazon Primeは優秀である。

※ネタバレを含むかもしれません

日本という国は

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『八日目の蝉』に八日目がある意味

昨晩、眠れなくて、映画「八日目の蝉」を観た。

5年ほど前に冒頭だけ観て、暗い気持ちになってしまってすぐ辞めてしまったのだが、少し成長した今なら観れる気がしたのだ。
結果として気分が晴れたし、深夜に映画を観るのはいいことだなと改めて思った。(深夜に友達は寝ているから連絡とれなくて寂しい気持ちになるけど、映画はそんな孤独な私にもいろいろ教えてくれるので)

この映画は誘拐犯の女:希和子と、彼女に育

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『椿山課長の七日間』今更観た

先日某「映画のあらすじを書くアルバイト」に応募するため、テストライティングとして映画を3つ観てあらすじと感想を書いたんだけど審査落ちてしまったので

でもせっかく読んだので感想を書いて供養したいと思います・・・(ネタバレを含みます)

【あらすじ】

西田敏行演じる椿山課長は、デパートの婦人服売り場で課長を務めていたのだが、仕事中に脳出血で倒れそのまま死んでしまった。
彼が亡くなって4日経ったとき

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映画『娼年』を今更観た。

休職中で暇なのと、機種変更によりAmazon primeが1年間無料になったので映画を観ることにした。
『娼年』はずっと気になっていてようやく観れたのだが思いのほかよくて、清々しい気持ちになることができた。

松坂桃李演じるリョウは、学校にもアルバイトにも価値を見い出せない無気力な大学生。
そんなときふとした出会いをきっかけに高級ボーイズクラブで『娼夫』として働くことになる。

フィクションかつ過

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