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福祉と芸術(カルチャー)の交わりから見えるもの

先週の土曜日に、倉敷駅近くのダイニングバー「KAG」さんをお借りして毎月行っている福祉イベントを行なってきました。
今回は障がいのある方もない方も一緒に楽しむ、という主旨のイベントで、「即興芝居・即興コメディ」のパフォーマー「6-dim+」さんにお越しいただいて、午後にワークショップ、そして夕方からはパフォーマンスをいただきました。
 
 
そもそもこのダイニングバーを使って毎月イベントを行っているのは、福祉という一般の方からは普段全く見えない活動をもっと見える場所で行なっていこう、という「見える福祉」の表現の一つです。
そして、当事者の方の中には普段の生活が家と職場や福祉事業所の往復で、休みの日も大型の商業施設くらいしか行くことがない、みたいな方も少なくないんですね。
そんな方に夕暮れ以降にちょっとおしゃれな場所で、なんならちょっとお酒なんて飲みながら遊びに行ける場所を作りたい、という思いもあります。
さらに、もしかしたら当事者さんの中には今までいわゆる「プロ」の表現、というものになかなか触れる機会がなかった方も多分少なくないと思うんですね。
もちろんそういう機会に関心がなかった人もいるでしょうが、逆にそういう場に行くことがハードルが高くて行けなかった、という事もあったんじゃないかと思うんです。
 
 
このわざわざ駅近くのダイニングバーという場所を使わせてもらって、こういう芸術に触れてもらう機会を生み出している、というのはそういう背景のあるソーシャルアクションでもあったりします。
 
 
 
そんな中、「即興芝居・即興コメディ」ってちょっと耳馴染みがないもの。実際僕らもYouTubeなどで見てはみたけど、当日どんな感じになるのか、全く想像がつきませんでした。
故に、ご参加された方もそうだったでしょうし、イメージがつかなくて参加されなかった方もいるかもしれません。
 
 
 
ところが、実際に当日になってみると意外や意外(というと失礼なのかもしれませんが)。
 
 
ワークショップでは普段引っ込み思案な当事者の方も、気がつけばちょっとした即興芝居をやってるじゃないですか。
 
 
そして夕方の本番でも、途中からお客さんで参加している方も交えて即興コメディをやっちゃってるわけですよ。
そしてそれがまた面白いんですよ。
 
 
これには驚かされました。
そして、この空気感を作り出せるのはこれは対人支援者としても学ぶべきところが多々あるなぁ、ということを痛感させられました。
 
 
そんな話です。
よかったら聴いてみてください。




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