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外資系だとグローバルに働けるのか

こんにちは。外資系だと海外勤務のチャンスが多い、と思われる方多いかもしれませんが、これよくある誤解です。

日本は一現地法人、チャンスは限られる

外資系で働き、英語を日常で使う仕事をしていたとしても、その仕事がグローバル規模のものか、ローカルのものかには大きな差があります。
製薬会社の開発で言えば、米欧含めたグローバルでの承認申請の方針に直接携わるのか、海外本社が決めた方針をローカライズして日本の承認申請に携わるのかでは、スケールも難易度も(もちろんやりがいも)前者のほうが圧倒的に高いです。

外資系企業にとって、日本は一現地法人です。ローカルで採用されている限り、いわゆるグローバルレベルの仕事に携わる機会というのは、ないとは言いませんが相当ハードルが高いです。
APAC(アジアパシフィック)という枠組みがある会社ですと、アジアの中では日本の位置はまだ相対的に高いので(いつ抜かれるかわかりませんが)、少しチャンスが広がるかと思います。

海外で働くチャンスは自分でつかみ取る

同様に外資系メーカーの現地採用で、海外で働けるケースは多くありません。(日系の海外現地法人をクライアントに持つような、コンサル等は別だと思いますが)
コロナで最近はなくなりましたが、プロジェクトの会議等で海外出張する機会は多くあっても、海外で働くというのは、選ばれた一部の人の教育研修目的か、もしくは海外本社のポジションに応募して採用される、というどちらかしかないのではないかと思います。
本当に優秀な方でしたら、エリートプログラムのような選抜コース(たいていの外資系の会社にはある)に応募するというのもありますが、相当の狭き門です。これで転職した友人は、昔1年で3か月ずつ4か国を研修で回っていました。

ですので数年海外に駐在して現地の仕事をしたい、というのなら、外資系企業より、海外に子会社がある日系企業のほうがずっとそのチャンスは多いかもしれません。

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