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外資系企業でのキャリアアップ

こんにちは。ジョブ型と言われる外資系企業でどうやってキャリアアップをしていくのか、私の見聞きした範囲でお伝えしたいと思います。

ジョブ型では異動はない?

スタッフレベルではいわゆるジョブ型(Job Descriptionと呼ばれる職務定義書があり、記載されている業務を実施)で、日系企業ににあるような数年に一回の定期的な人事異動もありません。
隣の部署との仕事は明確に分けられるので、仕事の幅を広げる、というのも難しくなります。
同一ジョブの中でのチーム替えや、専門職の場合はスキルの上達によるジョブ内での昇格はあると思いますが、そのジョブが持つレベルを超えることはありません。

つまり、大きく仕事のレベルを上げようと思ったら、上位の職種に自ら応募するしかないのです。

オープンポジションと異動

外資系企業ではオープンポジションというのがあります。
このジョブには何人必要、というリソース管理が厳格に(かどうかは会社によると思いますが)されており、今空きのあるポジションがどこにあるかすぐにわかるようになっています。

スタッフレベルの採用情報は、企業のHPやLinkedIn等で全世界にオープンになっているでしょう。昔Clubhouseのルームで、GoogleとかAmazonの採用担当者が出てきて、今空きがあるから応募してね!と宣伝していました。もちろん、シニアクラスのポジションはまた別で、クローズドなヘッドハンティングが主流です。

社内であっても同様に、基本は自分の行きたいポジションに自分で応募し、異動先の上司と面接して採用されたら晴れて異動するのです。

転職はキャリアアップの手段

転職は一つのキャリアアップのオプションです。
ただし、転職の場合、社内での異動以上に自分の全く経験のない職種への応募は難しいです。
採用する立場からすると即戦力を求めますので、採用してすぐこの仕事ができるかどうか、という視点で見ます。新卒は別ですが、中途でのポテンシャル採用は相当のポテンシャルがない限り難しいと思ったほうが良いと思います。

転職は社内にポジションが限られている場合には有効なオプションかと思います。大企業で優秀な同期に囲まれて昇進争いするより、一歩外に出るとたくさんチャンスは転がっている、もったいない。というのは、新卒で内資に入り、外資での転職を繰り返しているパートナーからよく聞くことです。

これから社会に出る皆さん、最初に入る会社に骨をうずめるなんてゆめゆめ考えないでください。自らの可能性を狭めてしまい、もったいないです。

かくいう私も同じ会社に20年もいたので偉そうなこと言えませんが、これは常に新しいチャレンジをさせてもらえていたからです。その話はワークライフバランスの記事で書いていますので、ご興味があれば見てみてください。

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