Windsynth workbook

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WX5 workbook改めnoteで再スタート。ウインドシンセを中心に音楽の話題をつらつらと。 Facebook:https://www.facebook.com/mkirino01 YouTube:https://www.youtube.com/user/mkirino01

マガジン

  • ウィンドシンセ音源紹介

    ウィンドシンセに好適なソフト・ハード音源の紹介、音色パッチの紹介

  • Roland S-1 + Windsynth

    Roland S-1をウィンドシンセ的に使うための使いこなしを日記的に書いていきます。

  • ウィンドシンセ基礎奏法講座

    ウィンドシンセの基礎的な奏法の解説です。

  • MWiC設定とメモ

    MWiCの感想と設定について

  • リリコン初体験記

最近の記事

[WS音源メモ] Cherry Audioのソフトシンセの共通の設定項目(MIDI Learn他)

Cherry Audioのソフトシンセはウィンドシンセに合うものが多いのですがその理由の一つは同社ソフト共通の仕様である高機能のMIDI LearnとOversamplingによる高音質です。そこでこれらの設定と、初心者がソフトシンセを始めて使うときに迷いやすいAudio-MIDI設定について解説します。全てのCherry Audio製ソフトシンセに共通の項目です。 Cherry Audio社のソフトシンセCherry Audios社(以下CA)は伝説的なハードシンセのエミ

    • [WS音源探訪メモ] GForce Oberheim OB-1

      GForceから2024年7月にリリースされたソフトウェア音源のGForce Oberheim OB-1を購入したのでウィンドシンセ用に触ってみた記録です。 OB-1概要OB-1はOberheim社のハードウェアシンセでこれをソフトウェアエミュレーションしたのがGForce社のOberheim OB-1。他のGForce社のOberheim音源同様、「Oberheim公認」のソフトであります。 オリジナルのOB-1は販売数少なく著名アーティストのヒット曲での使用も少ないよう

      • [03] Roland S-1 ウィンドシンセ日記その3 ・パッチシートと基本音色6種

        ウィンドシンセサイザー用の音源として2024年6月25日にRoland S-1を買いました。使っていく過程を日記感覚でメモします。日記なので、しばらくあとに訂正が入ったりするかもしれませんがその場合はすみません。 第三回目はウィンドシンセ的な観点で作成したS-1のパッチシートです。S-1の初期化音色からどうやってウィンドシンセ用音色にしていくかと、それを通じてのパラメータのお勉強を長文で書いてみます。結論としてはちょっといじるだけでいろんなウィンドシンセ音色ができますよ、、、

        • [02] Roland S-1 ウィンドシンセ日記その2 ・CCマップ、ブレスへのCCアサイン

          ウィンドシンセサイザー用の音源として2024年6月25日にRoland S-1を買いました。使っていく過程を日記感覚でメモします。日記なので、しばらくあとに訂正が入ったりするかもしれませんがその場合はすみません。第二回目はウィンドシンセ的な観点でまとめたS-1のMIDI CCマップと、ブレスセンサー出力をどのCCにアサインしたらよいかなど。 S-1 MIDI CCマップ(不完全版) 近年のハードウェアシンセの多くはツマミやいろんな機能に、MIDI のコントロールチェンジ(C

        [WS音源メモ] Cherry Audioのソフトシンセの共通の設定項目(MIDI Learn他)

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        記事

          [01] Roland S-1 ウィンドシンセ日記その1 ・最初の設定

          ウィンドシンセサイザー用の音源として2024年6月25日にRoland S-1を買いました。使っていく過程を日記感覚でメモします。日記なので、しばらくあとに訂正が入ったりするかもしれませんがその場合はすみません。 はじめに Roland S-1を買いました。ウィンドシンセ用で小型で手軽なハードウェアが欲しくて、今現在入手できる中ではかなりベターな選択かなぁと思いまして。 【購入を決意したポイント】 小型、たぶんそれなりに頑丈、電池駆動可、ディレイとリバーブ内蔵、パッチを記

          [01] Roland S-1 ウィンドシンセ日記その1 ・最初の設定

          ウィンドシンセ基礎奏法02 - Bisキー活用のススメ

          ウィンドシンセの奏法についての解説その2。運指にBisキーを使っていない方が結構いらっしゃるようなのですが、特に初心者ほど使ったほうが上達が早くなると思うので使ってみませんか、というお話です。 (注:EVI系運指の話は含まれません) BisキーとはBisキーは左手人差し指と中指の間の、細い(または小さい)キーです。 ウィンドシンセの始祖リリコンシリーズ、初代〜現行のEWIシリーズ、AE-5以上のAerophone、NuRAD、MWiC、旧機種ではYAMAHA WXシリーズ、

          ウィンドシンセ基礎奏法02 - Bisキー活用のススメ

          ウインドシンセ音源紹介 3 (ウィンドシンセ向きの無料音源編)

           私が実際に試した範囲のソフト音源(WinまたはMac用)で、鍵盤シンセ想定で作られたものなのでウィンドシンセ用の音色設定を自分でしなければいけないけど、設定しやすい・音色をつくりやすい・演奏しやすいと思ったものを紹介します。もちろん世の中の全ての音源を試せているわけではないのでご了承くださいませ。 前回:ウィンドシンセ向けに最初から最適化してつくられたソフト音源編 はじめに ウィンドシンセサイザー(EWI, Aerophone, NuRAD/NuEVI,MWiC等)用の外

          ウインドシンセ音源紹介 3 (ウィンドシンセ向きの無料音源編)

          MWiCメモ05 バイトセンサー調整-3 最近の自分の設定(リリコン的)と、ベンドセンサーゼロ点ズレの対処法

          先行テスター(私)の経験談としてのMWiCのバイトセンサー関連の反応とその設定関連のメモ・その3です。リップベンド挙動のReed Bendモードで半年ほど使ってきまして、少しずつ自分のデフォルト設定が変化してリリコン的な設定になってきたのそのメモです。またReed Bendモード特有の問題である、使い始め時のベンドセンサーゼロ点ズレ(ドリフト)の対処についても書きました。(2024年1月30日作成) MWiC詳細は開発・販売メーカーであるTeefonics社のサイトを御覧く

          MWiCメモ05 バイトセンサー調整-3 最近の自分の設定(リリコン的)と、ベンドセンサーゼロ点ズレの対処法

          音源設定メモ08 Modal Electronics CRAFTsynth 2.0

            〜ウインドシンセ用の音源の設定の備忘録シリーズです〜  Modal Electronics CRAFTsynth 2.0(以下CraftS)を2023年9月に購入しました。中古約15000円。発売が2019年夏で2022年頃に廃盤になった機種で現在は中古でしか入手できませんね。発売の頃は海外中心でウィンドシンセ用に話題になった記憶がありそのころの「ウィンドで吹いてみた」動画もyoutubeに結構あります。  小型で電池駆動できるバーチャルアナログ、モノ発音だけどいろいろ

          音源設定メモ08 Modal Electronics CRAFTsynth 2.0

          ウィンドシンセ基礎奏法01 - レガートタンギング

          ウィンドシンセの奏法についての解説。最初に、基礎中の基礎と思われるレガートタンギングについて。ぶつ切りのタンギングにならないようにしましょうというお話です。 はじめにYoutube等でプロ・アマ含め様々なウィンドシンセ演奏の動画を聴くことができますが、ときどき一音一音のつながりが「ぶつ切り」になってしまっている演奏を見かけます。フレーズの滑らかさにかけてしまいちょっと残念かと思います。特にご自分で動画に「初心者」と書かれているものはぶつ切りのケースが多いようです。プロ・アマ

          ウィンドシンセ基礎奏法01 - レガートタンギング

          [WS音源探訪] Avenger 2 設定メモ-01

          ウィンドシンセ用ソフト音源の個人的オススメの一つ、VENGEANCE SOUNDの VPS AVENGER 2の、ウィンドシンセ的な設定のTIPSについてのメモです。(2024/1/4初稿、1/6後半追記) AVENGER概要超多機能でなんでもできると言っても過言では無いソフトウェア音源。Mac/Winプラグイン。スタンドアロンは無し。2023年12月にさらに機能が増したversion2が出ました。定価$249ですが時々セールが実施されています。公式サイトは下記。[DOWN

          [WS音源探訪] Avenger 2 設定メモ-01

          [WS音源探訪メモ] ソフトウェアSEMシンセ5種+1のちょっとした比較

          Oberheim SEMをシミュレートレートしたソフト音源5種+1をウィンドシンセ用設定でちょっとだけ比較してみた記録です。SAW音色と、オシレータの音程・デチューン程度を比べてみました。 使ったソフト1.Cherry Audio Synthesizer Expander Module (1.0.2) https://cherryaudio.com/products/synthesizer-expander-module 2.GForce Oberheim SEM (1.

          [WS音源探訪メモ] ソフトウェアSEMシンセ5種+1のちょっとした比較

          Lyricon driverとMWiCをくらべてみる(音源:behringer NEUTRON)

          behringer NEUTRONを音源として使用して音源の設定は同じままLyricon driverとMWiCを吹き比べてみたというお話です。  Lyricon driverはご存知の通り全てアナログ回路の機器でして音程情報、息の強弱の情報、全てアナログでセンシング&CV出力されます(フルアナログ)。かたや現代のウィンドコントローラーは全てデジタルセンシングでMIDI信号で出力されます。NuRAD/NuEVIは本体からCV出力できますがこれもデジタルセンシングした信号をC

          Lyricon driverとMWiCをくらべてみる(音源:behringer NEUTRON)

          behringer NEUTRONをMIDIコントロールのみでウィンドシンセ音源として使う

          behringer NEUTRONをMIDIコントロールだけでウィンドシンセの音源として使おうというお話です。  NuRADやLyricon DriverでNEUTRONを鳴らした話はこれまで書いてきましたが、どちらもコントローラーからのCV出力を利用する方法でした。その後いろいろ試してみると、各社最新のウィンドコントローラーならMIDIだけでも充分に使えるということがわかったのでそのあたりを書いてみます。2023/11/26にYoutubeに載せた動画の設定のパッチシート

          behringer NEUTRONをMIDIコントロールのみでウィンドシンセ音源として使う

          [WS音源探訪メモ] GForce Oberheim OB-X

          GForceから2023年10月にリリースされたソフトウェア音源のGForce Oberheim OB-Xを触ってみた記録です。 OB-X概要OB-XはOberheim社のハードウェアシンセの伝説的銘機ですが、これをソフトウェアエミュレーションしたのがGForce社のOberheim OB-X。OB-Xのエミュレータソフトはいくつか存在しますが、このGForce社のは「初のOberheim公認」のソフトであるところがウリ。 Mac/Win プラグイン、スタンドアロン £9

          [WS音源探訪メモ] GForce Oberheim OB-X

          MWiCメモ04 バイトセンサー調整-2(リップベンド編)

          先行テスター(私)の経験談としてのMWiCのバイトセンサー関連の反応とその設定関連のメモ・その2です。リリコンやWX的挙動(リップベンド)の、Reed BendとTrack Bendモードについて。(2023年8月1日作成) MWiC詳細は開発・販売メーカーであるTeefonics社のサイトを御覧ください。 EWI+リップベンドMWiC管体コンセプトが「タッチセンサキー+リード使用木管型マウスピース」に決まり、EWI系バイトセンサ挙動だけでなくリリコン的なリップベンド挙動

          MWiCメモ04 バイトセンサー調整-2(リップベンド編)