特集05：頂点に立ち時代を築く者の意識を持て！「大相撲の名横綱特集」3冊

何かの分野について知りたい、何かの知識について調べたい、こういう人の話を読みたい、と思った時には、そのジャンルや方向性のものを複数読んでみるという方法も有用です。

そこでこのコーナー「特集リーダーズ」では、あるテーマに沿った本をまとめて3冊程度を一気にご紹介していきます。

一つのテーマをいろいろな視点から多角的に眺めてみる、そんな洞察力を養うために、ぜひ活用してみてくださいませ。

【第5回】頂点に立ち時代を築く者の意識を持て！「大相撲の名横綱特集」3冊

先月の「漫画発想源」第23回でも取り上げたように、「週刊少年ジャンプ」で連載中の漫画『火ノ丸相撲』が、先月からアニメ化になりました。

うちの7歳長男や4歳次男もこのアニメが大好きで毎週食い入るように観ていて、かなり相撲にも興味を持ち始めた様子。

大相撲は、他のスポーツに比べると独特な競技です。

中でも特殊なのは、「チャンピオンが陥落しない」ということではないでしょうか。

大抵のスポーツは優勝しても次にその地位にある保証はなく、チャンピオンになったら常に挑戦者からその座を奪われるのを防衛することになります。

しかし相撲のトップである「横綱」は、一度その地位につくと引退するまでは下位に落ちることはありません。

だからこそ、横綱というのは品位や品格などが問われ、強さだけではなく人間性についてもその資質がなければならない特別な地位です。

トップだからと言って、ただ強いだけではダメ。弱い者を虐げたり、ガッツポーズをしたりすることも厳禁。

そんな、「トップの中のトップ」である特別な頂点からは、どのような景色が見え、そこに立ち続けるためにはどんな意識が必要なのでしょうか。

そこにはビジネスマンにとっても「トップシェアを狙うための意識」「業界を牽引する存在であるための意識」など、多くのことが学べるのではないかと思います。

ということで、今回の「特集リーダーズ」は大相撲で一時代を築いた名横綱に関係する本に絞り、その横綱自身による著作を3冊取り上げます。

どれもビジネスに大いに通じる話が満載ですので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。