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競馬AIは億万長者の夢を見るか?

前回記事に書きましたが、競馬予想の世界でも、情報化社会の恩恵を多分に感じています。

そのなかで、競馬AIというワードをよく見かけるようになったと感じます。
はたしてこの競馬AIは私たち競馬を楽しむものの敵か味方か、というお話です。

ちなみに、データサイエンスに少し興味がある素人の戯言なので、認識違いなど多分にあるかもです。

競馬AIは競走馬のパフォーマンスを見抜けるか

競馬AIがまたまた予想を的中!!のような記事を最近よく見かけるのですが、そんなに競馬AIがバンバン予想を的中させてしまうのなら、競馬は競馬AIに支配された、投資家の世界になってしまうのでは、、、という恐怖に駆られてしまいます。

でも、以下のような記事を見ると安心します。

記事の内容をざっくり要約すると、いくら優秀なAIだとしても急激な変化には対応出来ないという話です。

毎週、絶対来るだろうと思った1番人気が飛ぶブラックスワン現象に晒される競馬ファン。競馬予想には、必要となる大量の情報が存在し、変化に飛んでいると思っています。

そんな変化に飛んだ中で、競馬AIさんがある条件下での、個々の出走馬のパフォーマンスを適切に測るのは不可能じゃないかなと思います。

そのうち、全ての事象を量的に捉え未来予測可能なAI、とかが完成した世界になれば別ですが。。。

競馬で億万長者になる

AIとはちょっと違いますが、競馬予想プログラムとしては、馬券裁判にもなった方の作ったものが、実際に大きな収益を挙げています。

これは、個々の競走馬のパフォーマンスを見抜くというものではなく、個々のレースで妙味のある馬券を買い続けて収益を出すという考え方のようです。

この方法は、人間の持つ認知バイアスという弱点を突いた、とても有効な方法だなと思いました。

実際にこの方の出されている妙味度は、予想の際によく参考にしています。

ただ、この方法も結局は優れたプログラムを作成した上で成り立つハイリスクな投資といった印象です。それならハイリスクな金融商品に手を出すのも一緒かなといった気がします。

競馬予想にAIが与えてくれるもの

では、競馬予想に対してAI、競馬予想プログラムは何を与えてくれるのか。

それは、上に書いた妙味度のような新しい予想の考え方かなと思いました。

本家JRAのデータマイニングでは以下のように仕組みの紹介をしてくれています。

こういった、競馬AIの仕組みとその結果の評価から、新しい競馬予想のアプローチが色々見つかるような気がします。

でも、よく見かける競馬AIがまたまた予想を的中!!みたいなものには、仕組みの説明が見つからないものが多く残念です。
これだと、仕組みがブラックボックスなので、そこから得られるものが無いと感じます。

なので、世の中の素晴らしいデータサイエンティストの方々には、競馬AIを開発する中での新しい競馬予想のアプローチをオープンにしていって頂けると嬉しいなと思います。

また、自分もデータサイエンティストを目指して少しずつ勉強していけたらいいなと思います。


ということで、競馬はターミネーターやマトリックスみたくAIに脅かされることなく、技術進歩と共に、人類がずっと楽しめるコンテンツだろうなと思いました。


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