コンプレックスまみれだった学生時代の恋愛遍歴。
中学生の頃、好きな子がいたけど告白できなかった。
コンプレックスの塊だった。
とにかく自分に自信がなかった。
コミュ障を意識し始めたのもこの時期だった。
具体的に言うと、女子の目を見て話せなかった。
自分の顔のホクロが気になって仕方なかった。
「キモい。。」 「カッコ悪。。!」 なんて思われたらどうしよう。。
って不安で不安で、女子と話すのがとにかく怖かった。
真正面から話しかけることができなかったから好きな子にどうやって近づけばいいかわからなかった。
そして絶望的にガリガリだった。
とにかく体が細くて ・ゴボウ ・えんぴつ君とか嫌味なあだ名をつけられたりして、本当に屈辱だった。
でも、貧弱でとにかく弱そうに見えるのは自分でもわかった。
しかも僕は背が高かった。
だから余計にガリガリに見えてしまう。
それが本当に辛くて辛くて。
親からは 「身長は買ってでもつけてあげたいって言う男の子のお母さんもいるのよ。あんたは恵まれててよかったわね!」 と言われてきたけど、僕の学生時代は背の高さが逆にコンプレックスだった。
背が高いと、嫌でも目立ってしまう。。。
ガリガリで貧弱な体型だったから、筋肉がなくて、壊滅的に足が遅かった。
【足が速い=運動神経バツグン=モテる!】ってのが学生時代は根強くあって、どんなに走る練習をしても速くはならない自分の足に、何度絶望したことか。。
練習したっつっても2日くらいで(笑)、自分はもう変われないと諦めた。
三日坊主って言葉は僕のためにあると言っても過言ではない。そんなことさえ思ってた。
そんなこんなで運動会のリレーでは2番くらいにバトンを受け取ったのに、僕のせいでチームはドベ。 ゴボウがゴボウ抜きされたワケだ。笑
中学時代のエピソードはこんなかんじ。
周りの男友達と比べては自信をなくした。 本当に劣等感しかなかった。 で、まぁ そんな僕にも春がやってきた。 高校入学と同時にケータイを買ってもらったんだ。
その当時はガラケー。 連絡手段はメールか電話。
メアド1つで女の子と四六時中つながれることが嬉しくて、女子のメアドを欲しまくった。
・中学の時の男友達からかわいかった女子のメアドを聞き出した(目を見て話せなかったクセにケータイになるとガンガンメールできた。笑)
・高校の同じクラスの女子と仲良くなって夜中までメールしてた。
・仲良くなったクラスの女子から、他のクラスの女子のメアドも教えてもらった。
・中学の時の女友達から他校の女子のメアドを教えてもらってメールしまくった。
まぁそんなことを繰り返していると、当然、学年中の女子に噂が広まった。 「あいつ、マジで飢えてんな。。」 って。笑
それが風のうわさで僕にも伝わってきて、そこから一気に女性恐怖症になった。苦笑
女を敵に回すとマジで怖い。
しかも女子は基本グループで行動するから情報伝達スピードが異常に速い。 悪い噂は一気に広まる。
それを学んだ高1の夏。
高2で転機が訪れるまでの間、僕は静かに過ごした。
ちなみに高1の頃の成績は340位/400人くらい。
学年が上がるまでは目立たないように、波風立てないように過ごしつつ、 春休みは特にやることがなかったから出された課題をひたすらやりまくった。その結果、高2に上がってすぐのテストで16位/400人。
文系では8位/200人と一気に飛躍した✍
新しいクラスは特進クラスじゃなかったから、クラス内では1位だった。
このテストでスイッチが入った僕は、一学期の中間テスト前も鬼のように勉強して、クラス内ではブッちぎりの1位。
文系では4位/200人まで上がった。
でも。
栄光はそう長くは続かなかった。
女子のメアドを欲する心が戻ってきてしまった。。。苦笑
クラスでは一番勉強できるヤツと思われていた僕の周りには、日々勉強教えて!と言ってくる友達がいた。
その半分以上が女子だった。
「わぉ、モテ期かよ。。」なんて勘違いをしていた僕に、また転機が訪れた。
東京のJKとつながったんだ。
それはひょんなことから始まった。
「女子のメアドがほしい!でも勉強しないと順位が落ちてしまう。でも癒やしがほしい。。。!」 なんてことを思っていた僕は、とあることがキッカケで東京に住むJKのメアドを知ることになった。
東京のJKって聞くと、それだけでそそる。笑
まさに陰キャの憧れ。。
実際に送られてきた写真を見せてもらうと、
「うぉおおおおおおおお!!!!! 😲😲😲」
超絶にかわいかった。笑
あの時の興奮は今でも覚えている。
しかもその子は1個上の3年生。
僕は一晩で恋をした。
ちなみに期末テストの結果は散々で、成績はガタ落ちした。
正直、勉強どころじゃなかった。
もはやクラスの女子のメアドなんてどうでもよかった。笑
「あの子に会いたい。。。」その一心で僕は夏休みに単身東京へ。
対面で会えることが決まったその日、遊園地に行くことも同時に決まった。
当日、大江戸線の月島駅で待ち合わせた僕らは、そのまま遊園地に向かった。
その日までにたくさんメールしてきたけど、その日はそれまで以上にたくさん話した。
そして、ガッツリデートした。
傍から見たら、カップルにしか見えなかったと思う。
でも結局、その子とは付き合うことができなかった。
東京から帰ってきた後も、その子への想いが強すぎて、そこから半年以上引きずった。
叶わない恋。届かない想い。
今思えば、相当女々しかったと思う。
ミスチルのinnocent worldを聴きながら「またどこかで会えるといいな〜」なんて口ずさんだ。
勉強なんか全く手につかなくて、成績は地に堕ちた。
3年生に上がる前の春休み。
中学時代の女友達となんかの拍子にメールしてたら、これまた変な流れで地元の遊園地に行くことになった。
人生2度目の男女で遊園地。
遊園地デートの流れがわかっている自分がいて、笑ってしまった。
でまぁ、帰りの電車の中、それっぽい雰囲気になった。
駅に着いたあと、自転車をこぎながらその子に告白した。笑
今思うと本当に軽率だった。
「こいつは本命じゃないんだけどなぁ。でも告白してほしいような流れだしなぁ。とりあえず付き合ってみっか」的な。
あの時の僕はたぶん、半年前に叶わなかった恋の寂しさや虚しさを埋めるためにその子にメールして、同じような状況をつくってしまったんだと思う。 その子のことは、中学の頃から別に好きじゃなかった。
本命は他にいた。
我ながら失礼だなぁと反省し、1か月で別れを告げた。
この話には続きがある。
別れた女が実は1週間後に別の男と付き合い始めたことを知って、僕の頭に血が上った。
「別れ話を切り出した時、お前は俺にあんなボロクソに言ってきたじゃねぇか!お前、本当に俺のこと好きだったのか?!ふざけんなよ!何であんなに言われなきゃならねぇんだ!」 って。
でも少し時間が経って、冷静にかんがえてみたら、自分にはそれほどの価値しかなかったのかもしれないと少し納得した。
と同時に、失恋して悲しみに暮れている女の子は恋に落ちやすいのだということも、体感として理解できた。
2人目の彼女ができたのはその半年後。
体育祭の衣装やボードの準備でアレコレ共同作業しているうちに仲良くなった女子の一人だった。
その子は本当にかわいかった。
目がマルっとしてて、すごく小顔だった。
ぎゅっと抱きしめた背中が小さかったのをなんとなく覚えている。
でも時期が悪かった。。
高3の秋。
体育祭も終わって、これから4か月後に控えるセンター試験に向けてがんばろうって時期に、僕らは付き合い始めた。
最初は一緒に帰ったりするのも楽しかった。
でも、次第に勉強に手がつかなくなることに危機感を覚えたのだろう。
1か月後の記念日に、別れを告げられた。
それはそれはショックだった。
でも実は僕も同じことを思っていた。
勉強が手につかなくなるのは自分でもわかってはいたけれど、それを認めたくない自分もいて、その狭間で何もできずにもがいていた。
以降の僕は、彼女の姿が見えなくなるまで(国立前期の試験日まで)ぼんやりしたまま過ごしていた。
それから2年後。
僕は運命の人と出逢うことになる。
出逢ったその日から、僕の人生は大きく変わっていった✍
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