見出し画像

半分が独身者の未来。ソロ社会は消費をどう変えていくのか。

読売新聞オンラインにコラム書きました。

独身4800万人! ソロ社会は世の中をどう変えるのか?

前回の記事「ソロ社会の到来 結婚しないという選択」が好評頂きましたので、その第二弾です。

結婚しないことに対してガラパゴスな人たちが、どんなにギャースカ騒いだとしても、未婚化、非婚化の波はとまらない。行政が婚活など支援しても焼け石に水です。少子高齢化は進み、人口の半分が独身者となる未来。そんな未来を「衰退だ」と嘆くのは自由ですが、文句ばっかり言ってたって何かが生まれるわけじゃない。そこに生きる我々としては「どう生きるか」を考える必要があります。

ソロ社会になれば、消費市場でも大きな転換期を迎えます。

大家族から核家族への移行で消費市場が変化してきたように、人口の半分が独身となると、日々の消費の主役が主婦だけとは言えなくなります。

人口ボリュームだけに目がいきがちですが、今回新たに提示したのは、ひとりひとりのソロ生活時間の増加です。

晩婚化、非婚化が進めばそれだけ「ソロで生きる時間」が長くなります。消費行動を変える一番のきっかけは「結婚」や「子育て」というライフステージの変化ですから、この「ソロ期間」が長くなればなるほど、一人当たりのライフタイムバリュー(顧客生涯価値)の考え方も変わります。

平均初婚年齢で見ると、25年前に比べて男女とも約3歳遅くなっています。これに未婚率、離別死別を考慮して、国勢調査の配偶関係別数値を基に、1990年と2015年とでソロで生きる時間の平均がどれくらい違うのかを検証してみました。その結果、男性8年、女性6年も伸びています。

記事では割愛されてしまいましたが、検証したグラフがこれです。

独身生活が男の場合、ひとり平均8年も伸びているということは、8年分のソロ需要が創出されているということです。これを見逃す企業と取り込む企業で大きな差が出てくるのは明白です。

既婚者ならおわかりでしょう。独身時代と結婚後消費行動が明らかに変わったことを。

いつまでも世代論でひとくくりにしていると本質的な部分を見失います。消費そのものに幸せを感じるソロ生活者。だからこそ、彼らの喜びにつながるような商品・サービスが生まれてくることを願います。

今回の記事も多くの方に読まれているようです。ありがとうございます。

尚、前回の記事に関する補足は以下です。合わせてご覧ください。


長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。