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クリスマスデート文化の起源と歴史と赤プリ奮闘記

東洋経済オンライン連載「ソロモンの時代」、更新しました! 

今回のテーマは、「クリスマスデート文化の起源と歴史」についてです。ぜひご一読ください。

現代、当たり前のように「クリスマスはカップルで過ごすもの」と思っている人も多いかと思いますが、そもそもその起源は新しいものです。一部女性詩「anan」がその文化を作ったと言われますが、起源は1980年12月のユーミンのあの曲です。

そして、一時期ほど最近クリスマスデートが盛んではないという事実も調査で明らかになりました。未婚の2割しかデートしないという…まあ、そもそも3割しか彼氏・彼女がいないのでそうなるわけで、残りの1割はまったり家で過ごすのでしょう。

クリスマスにデートするカップルが2割以下なんてウソでしょ?

というコメントも寄せられていますが、それこそがイメージによって理屈付けされてしまう脳の構造なんですよね。

同時にヤフーでも意見募集していて、平成最後のクリスマスを誰と過ごすか?という質問に恋人と過ごす人はたった6.9%、これは未既婚合算ですから、仮に半分が未婚だとしても13.8%。僕の調査結果とほぼ変わらない。デートする未婚はやっぱり2割以下ということなんですよ。

クリぼっちは、むしろマジョリティです。

どうぞ安心して、一人のクリスマスをお過ごしください。


今回も変なコメントが多いですが、

この記事には明らかなウソがある。
いくらクリスマスイブに赤プリがカップルで満室になったからって、翌日のチェックアウトが地獄絵図になどなるはずがない。なぜなら、ホテルが満室になることなんてしょっちゅうだからだ。この「見てきたようなウソ」ひとつで、記事の信憑性は急落したね。

…だそうです。

「見てきたようなウソ」とかいわれていますが、残念ながら「見てきた真実」なんです。なぜなら僕自身が80年代3年連続で12/24-25にかけて赤プリでバイトしていたからですよ。ルームサービスで。

赤プリが事実上満室になったのはほぼイブの日だけといっても過言じゃない。ルームサービスは夜勤は18時~翌朝9時まで15時間連続勤務だが、普通は仮眠(といっても1時間くらい)とか可能なんです。が、イブの日は仮眠どころか休憩すらとれないほど忙しいのさ。

特に夜中は修羅場。「肉もってこい」だの「シャンパンもってこい」だの「コンドームもってこい」だの、うらやま…いやいや、くだらないオーダーが鳴りやまなかった。

どんな成金のジジイだよ、と思ったら、案外自分と同年代の20代の若造だったりするわけですよ。

そんな状態だから、バイトとはいえイブの休みなんて絶対認められなかった。今思えば、それもブラックだったなあ。

あ、ちなみに、ラブホじゃないので、シティホテルにコンドームは用意されてませんので、ご注意ください。

結果、翌朝は寝不足のカップルがチェックアウトギリギリに一斉にフロントにくるためにパンクするんです。待ち時間長すぎて、みんなイライラしているしね。それ以外にも、フロントで鉢合わせする不倫カップルや会社の同僚など気まずい空気を作る状況もあったし、金使いすぎて手持ちの現金がなくて右往左往する若いあんちゃんもいました。

経験者の話を嘘呼ばわりしないでね。作り話じゃないのでね。


要するに、あのクリスマスデート文化全盛期でさえ、僕は一度もクリスマスイブにデートしたことなかったってこと。働いていたから。そんなもんで。派手な人だけが目立っていただけで、大体いつの時代もデートできる奴は3割くらいなんですよ。


ところで、この記事ヤフートップニュースになりました!ありがとうございます! 


長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。