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入場行進に「ドラクエ」

ーゲーム音楽採用に驚き

東京五輪の開会式。最も驚いたのは、何と言っても各国選手団が入場行進曲として、「ドラクエ」の愛称で知られるロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」の楽曲が使われたことだ。どこか聞き覚えがあると思い、耳をそばだてると、やはりドラクエの「序章:ロトのテーマ」だった。「マジかっ!?」と思わず声を上げてしまい、奥さんがビクッとする。恨めしそうにこちらに視線を向けてきたが、気付かない振りを決め込む。

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独りよがり

後から知ったが、入場行進曲はいずれもゲーム音楽だったらしい。オーケストラが演奏したという。ドラゴンクエストのほか、同じくゲーム「ファイナルファンタジー」「モンスターハンター」の楽曲なども使われたとか。ゲームを含め、コンテンツ産業は日本が世界に誇る分野。個人的に、このチョイスは悪くない。むしろ、意外性があって面白い。

インターネット掲示板サイト「2チャンネル」の開設者として知られるひろゆき(西村博之)は、インターネット番組で「(自分が現在住んでいるフランスでは)ファイナルファンタジーは結構有名なんですけど、ドラゴンクエストって日本以外であんまり売れてないですよね」と話したという。この選曲が日本の独りよがりとでも言いたそうだ。

相次ぐ批判

一方、インターネットによると、ロトのテーマを作曲したすぎやまこういちは、過去にゲイやレズビアンら性的少数者に対して差別的な発言があり、問題視されてきたそうだ。ネット上ではそれを引き合いに、開会式の入場行進曲に採用したことについて批判が相次いでいるらしい。「小林賢太郎がだめで、すぎやまこういちがOKな理由ってなんですか?」など。

後々まで尾を引くことになるかもしれない。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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