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東京五輪、あす開会式

ー先行きに募る不安

東京五輪・パラリンピックがいよいよ開幕する。23日は東京五輪の開会式だ。本来ならば、ここで一気に気分が盛り上がるところだが、そんな気になれない。直前のこの時期になって、小山田圭吾に続き、小林賢太郎といった開会式で重要な役割を担う人が、相次いで辞める事態になったためだ。どうしてこんなことになったのか。これほど不手際が目立つ五輪を見たことがない。22日、開会式に先立って行われた女子ソフトボール、男子サッカーの日本代表はともに見事勝利を収めた。ただ、どうにも気分が上がらない。

犯罪レベル

小山田圭吾。ミュージシャン。東京五輪の開会式に音楽制作で参加していた。過去に音楽雑誌のインタビューで、同級生に対する凄惨ないじめを行っていたことを告白。それが問題となり、辞任に追い込まれた。

インターネットが報じる小山田がインタビューで語ったいじめの内容は、いずれも最悪で吐き気さえ催す。その内容が誇張なく紛れもない事実であれば、その行為は「もはや犯罪レベル」という見方もうなづける。

小林賢太郎。演出家。東京五輪・パラの開会式と閉会式のショーディレクターを務めていた。過去にナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺を揶揄する台詞を使用していたとして、大会組織委員会が急きょ解任した。

責任うやむや

メディアやインターネットでは、小山田と小林のどちらが悪質かが話題になっている。他方、この人たちに重要な役割を任せた責任は一体誰がが取るのか。その辺りはうやむやになっているところが気になる。

そんな中での東京オリ・パラ開幕。コロナ禍もあり、先行きに不安が募る。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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