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妻、ご機嫌

ー東京に大雪が降った日

東京都内に大雪が降った日ー。小雪がちらほら見え出した段階から、奥さんは大はしゃぎだった。雪が降っただけで純粋に喜べる。それが純粋に羨ましかった。個人的にも決して雪が嫌いというわけではない。とはいえ、生活の妨げにならないか、あるいは仕事に影響が出ないかなど、いろんな思いが頭をよぎり、諸手を挙げてはしゃげない。いつからこんな風になったのか。そう思うと、少し寂しくなった。

こんなときは開き直りが肝心。そんな自分も認めてあげたい。

関連リンク(連載「『ご機嫌』シリーズ」):「りすの独り言:父、ご機嫌ーメールから伝わるウキウキ感

ー深夜の撮影

この日、奥さんは一日中、ご機嫌だったようだ。喜び勇んで撮りまくった写真から、その姿が伺えた。小雪舞う夕方の大國魂神社(東京都府中市)は、誰もがポケットに手を突っ込みたくなるような様子。

目的意識がしっかりしているか、もしくは気分がハイになっているかでなければ、スマートフォンを向けようとは決して思わない。義母さんの見舞いついでと思ったが、そうではなく一人で出かけたようだ。

大雪が降った日

雪化粧した木々の風景は、深夜に近くを散策して撮ったものらしい。遅めの夕食後、こちらがうたた寝している間に撮影に出かけたという。翌朝、嬉しそうに見せてくれた。さぞ寒かっただろう。

とりあえず職務質問などされなくて良かったと言いたい。

(写真〈上から順に〉:『りすの独り言』トップ画像=奥さん撮影の画像を基にりす作成、深夜に撮影した雪が枝に降り積もった木々=奥さん撮影)

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