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寿司好きの祈り

ー原発処理水、あすにも放出

寿司をこよなく愛するわが夫婦。東京電力福島第一原発にたまる処理水を薄めて海に放出することが決まり、にわかに心配事が出てきた。そのうちの一つは、風評被害で魚介類の値段が上がること。現実になると、当然寿司も値上げになる。どうか杞憂で終わらないものか。これまで通り、美味しい寿司が手頃な値段で食べられると良いのだが。

別物

福島第一原発の事故で発生した高濃度の放射性物質を含む水。これを複数の設備で濃度を下げたものを処理水という。政府は処理水を薄め、早ければ24日にも海に放出するそうだ。

処理水の放出は、政府が幾ら科学的な根拠に基づいて安全だと主張しても、不安は拭いきれない。一部のメディアが発信していた「安全と安心は別物だ」という指摘の方が、むしろ腑に落ちる。どうにも皮肉な結果だ。

懸案

福島復興に向けて避けて通れないプロセスなのであれば、残念ながら前に進まなければならないが、どうしても心配なことがある。魚介類の値上げだ。風評被害で地場の海産物が売れなくなり、代わりに外洋の海産物などに買い手が集中して値段が跳ね上がり、それにつれて寿司屋の値段が高くなるという流れは、どうか避けてもらいたい。

寿司ファンの切なる願い。手頃な値段で食べられる寿司こそ最強。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の画像を基にりす作成)

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