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読書メモ⑩うつの時に役立つ本

 私は休職を2回経験しているのですが、今はリワークに通いながら復職に向けて修行をしています。うつ期に読んで役に立った本を紹介します。

①『整える習慣』小林弘幸

 うつになると、まず最初に困るのが生活習慣の乱れです。朝起きられない夜寝られない、食事の時間が不規則、お風呂に入れない…などなど普段は普通にできていたことが急にできなくなります。そんな時、どうすれば心も体も安定させられるかという「整え方」を108つ紹介してくれています。うつ期は本も読めないことがしばしばありますが、とりあえず1つだけでも読んで実践してみるという事ができるので、この本を取っ掛かりにするのがおすすめです。


②『うつからの脱出』下園壮太

 生活習慣が整ってくると、今まで目が滑って読めなかった本が読めるようになってきます。同時に、どうしてうつになったのか、いつ治るのか、復職できるのか…という今後の不安も押し寄せてくる時期だと思います。そんな時、この本は「うつ状態とはそもそも何なのか?」という基本的なことから今後の対処方まで時系列で教えてくれているので、自分の状態を客観的に確認することができます。自分の立ち位置を知ることで、今後の在り方を考えられるので、生活習慣が整った後の回復期に読むと安心できると思います。


③『うつとよりそう仕事術』酒井一太

 うつになり休職を2回経験するも、回復して元気で営業職を頑張っているという著者の仕事術が紹介されています。「健康な人と対等に遜色なくビジネスで渡り合っていくにはどうしたらいいのか」という、復職が近づいている・復職した人向けの内容になっていると思います。著者の実践する小さな工夫は、うつの人だけでなく、ストレス過多な社会で働く健康な人にとっても、今後のうつ予防として活用できるものばかりです。復職後もお守りとして持っておきたい、役立つ一冊になっています。

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