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タマちゃんとわたし。⑦~思い悩む~

おととしの1月に我が家にやってきて。
昨年1月にお別れした桜文鳥のタマちゃん。


あれからいくつかの季節を越え、いままた、冬を迎えようとしている。

ふと振り返り、タマちゃんがいた場所を見つめてしまう。
そんな日もあったけれど、悲しくも時間は過ぎ、日々の慌ただしさに身を任せる。


タマちゃんへの思い。


この記事にも書いたのだけれど、我が家の祖母は、ペットを飼うことだけは絶対にやめてほしいとの強い思いを胸に、生涯を終えた。

私もそんな祖母の裏側の思いを知って、タマちゃんへの思いを深く心に刻んでいた。

ただ、あっという間の1年間だったから。
もっと一緒にいられると思っていたから。
あまりに急ぎ足でいっちゃったから、
思い出は太く短く、心の奥に閉じ込めた。

母、思い悩む。

今、悩んでいるのは、小2の次男のこと。
また、ペットを飼いたいと言い出した。

私は祖母の思いに共感しているから、できればタマちゃんとの思い出だけを大切にしていたい。

けれど、次男はまだ小2。
生き物が可愛いと思う盛りのとしごろだ。
それに、動物大好きで、将来は水族館の飼育員さんになるのが夢なのだ。
(なぜ水族館かというと、彼はアレルギー持ちで、動物の毛でくしゃみが出てしまといけないから、水族館なら大丈夫だろう…ということらしい)

母としては、生き物大好きな次男の思いを大切にもしたい。
けれど、タマちゃんへの思いも同じだけ大切。

母、思い悩む。

来年の1月、どうなるか。

来年の1月、次男の誕生日に再びペットを飼うのかどうか。
まだまだわからない。

今は、ヘビにするか、つがいの小鳥にするか、悩んでいる次男。

「今度はチュン太って名前にするんだ!」
なんて言っている。

母の心は、水切りのあとの水面のように、小さく波打っている。

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