youtubeを始めた理由と思い
メーカー・製造業に元気になって欲しい
ただこの一点を目的にyoutube動画撮影を始めたと言っていいと思います。
働いている業界の元気がなくなっていくのは、見ていて面白くありません。「せっかく何十年も働くんだから何とかならないかな」という気持ちでいっぱいです。
メーカー・製造業の役割
輸出する資源のない日本では、「①加工されたモノ」か「②洗練されたコト」を売るしかありません。
①加工されたモノとは、まさに製造業で作るものを指します。
②洗練されたコトとは、サービスやビジネスそのものを指します。
現状の日本は①で生きている状態であり、製造業の占める役割は大きいと言えます。
自分はたまたま①に関わる仕事をしているわけですが、残念ながら製造業は2022年現在、そこまで人気の高い職業ではありません。むしろ人気は下がりつつある気がします。
残念な気持ちでいっぱいです。
風土的な問題
新卒でメーカーに入社した時に面白くないなと感じた点は、①閉鎖的、②保守的、といった点でした。(あくまで私の職場を見て思ったことですので、皆様思うことは微妙に違うと思います)
①閉鎖的
閉鎖的なのは、転職する人間がまだまだ少ない点にあると思います。30年も40年も同じ会社の同じ部署にいては、閉鎖的になるのも無理ありません。体質的に閉鎖的、故に給与も上がらない。人材の流動性がなければ給料が上がることはないでしょう。転職という選択肢がないと給与交渉できませんし、転職のタイミングで給与を上げるのが一般的と思います。
②保守的
保守的なのは、製品を作るという仕事の問題と思います。例えば、新型自動車を作る場合、工場に投資する資金は莫大ですし、事故を起こすような車であってはいけません。一個人の判断には任せられず、多くの人間が寄ってたかってリスクを潰しこみ、進める必要があります。また、製品は何十年と使用されることもあるので、モノが残ってしまいます。サービス業のような消えものではないという点は理解しておかないといけません。とにかく実績を参考にしながら保守的な設計をしていく必要があります。
しかし、①は環境的な要因であり、②は製品を作るうえでのマインドです。業界風土とは切り分けられるはずです。何事も会社全体に横通し、一律で閉鎖的、保守的な風土にしなくてもいいのではないかと思います。
「オープンマインド、挑戦的な人間はベンチャーに行けばいい」という意見は最もですが、それは「ベンチャー→大企業」という切符が用意されてこそ成り立つ言い分だと思っています。現状では「大企業→ベンチャー」の片道切符の傾向が非常に強いと思いますので。
長々と書きましたが上述の背景から、オープンで寛容な業界を作れないかなと思った次第です。
内向きの思考ばかりで言い訳するのは辞めませんか
「どうせ変わらない、変えられない」という言葉は内にばかり向いていないかと思っています。
「自分の会社は変わらない、変えられない」という言葉にすり替わっていませんか。自分も会社を変えるのは難しいなと思っています。なにせ大きすぎますし、自分の実力では何もできません。
アラサーの実力なんてそんなものです。
会社一つ変えることはできません。
今できることは
業界全体のオープン化ではないかなと思っています。
概ね、以下の3点が労働者として手に入ればいいのではないかと思っています。
能力・スキルに見合った給与を得られる
ライフスタイルに合わせた働き方が出来る
いつでも転職できるスキルが手に入る
最近では、転職サイトなどでが給与ばかりフォーカスされますが、スキルに対する不安はまだまだブラックボックスです。自分のスキルが社会的に求められるものなのか不安で転職をためらう方も多いのではないでしょうか。
そのため、メーカー製造業に特化した情報を集約・発信できないかなと考えyoutubeでの発信を始めました。
温かい目で見守っていただけますと幸いです。
また、共感・協力いただける方は是非お声掛けください。
下のリンクはこれまでの記事です。
就活における一括採用にはいまだに疑問でなりません。
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