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スポーツは、対側も練習した方が良いか?

毎週金曜日は、セルフケアや症例などをシェアしています。

今回は、スポーツにおいて「対側も練習したほうが良いか?」についてまとめました。

結論

結論から言うと、「対側の練習」は競技に向かう姿勢によって違います。

アマ(ファン志向):対側の練習は必要ない
プロ/セミプロ(競技志向):対側の練習は必要

どんな競技であれ、練習メニューは自分の体に合ったものでなければケガの原因になります。

テニス選手がプロレスラーと同じ練習をしたり、初心者がベテランと同じ練習をしてはいけないのと同じです。

そもそも体の作りが全く違う、アマとプロ/セミプロが同じ練習をするのは間違っていると思ってください。

アマ(ファン志向が優先する練習

基本的には、「競技中の特異な運動の反復」が優先すべきトレーニングになります。

むやみに筋トレをしたり、ストレッチをしてしまうと、競技に関係のない筋肉が付いたり、必要以上に関節が柔軟になってしまい、パフォーマンスの低下につながります。

競技に必要な筋肉は、競技で付きます。

競技に必要のない筋肉によってパフォーマンスを下げないためにも、「対側の練習」をすることは止めておきましょう。

そこで付いた筋肉は、不必要なものです。

プロ/セミプロ(競技志向)が優先する練習

競技に必要な基礎体力が十分にあり、それを継続し続けているプロ/セミプロは、ベースアップやケガの予防、左右差のバランスを保つために「対側の練習」が必要になります。

基本的には、コーチやトレーナーの支持に従ってください。

最後に

「プロ/セミプロは、左右差のバランスを保つ方が良い」のに、アマはなぜその必要がないのか?

⇧この質問をされる方の多くは、『左右バランスを保つ=左右均等』と勘違いしているようです。

左右差のあるスポーツは、左右不均等であることが前提に成り立っているので、それが原因でケガをしたり、パフォーマンスが下がることはないと思ってください。

これは、プロ/セミプロでも同じです。

ただ、練習量や練習内容の違いから、左右差のバランスが崩れるので、それを防ぐ目的で、アマではしないトレーニングをする必要があるだけなんです。

それを勘違いして、プロがやっているトレーニングや、ストレッチを真似してしてしまうと、逆にパフォーマンスの低下やケガにつながります。

大切なのは、自分に必要なものを理解することです。

あなたに必要なトレーニングは、テレビや雑誌、YouTubeなどの一方通行の情報で知ることはできません。

何かを始める時は、あなたに必要なものが何かを、きちんと教えてくれるところで相談してから行うようにしてください。

・相談するのが面倒くさい
・お金や時間がもったいない

と思われる方は、とにかく競技に近い運動を日常生活に取り入れるようにしてみてください。

例えば、ゴルフやテニスなら「布団叩き」という感じですね。

「競技中の特異な運動の反復」をするだけで間違いなく今より結果が出ますよ。

ではまた

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