見出し画像

株式投資に役立つ「統計データ」⑦政府経済見通し

政府経済見通しとは

政府経済見通しとは、内閣府が毎年12月頃に翌年度の経済運営の基本的な態度と、それに基づく経済の姿について示したもので、正式名称は「経済見通しと経済財政運営の基本的態度」といいます。

「見通し」というだけあって、当たっているか否かよりは、その背景にある考え方やシナリオが重要とされています。

とはいえ、政府の政策運営の指針になることから、意味があることには代わりありません。

内容

政府経済見通しには、以下のような内容が盛り込まれています。

  • 経済成長率: 国内総生産(GDP)の成長率の見通し

  • 物価上昇率: 消費者物価指数(CPI)の上昇率の見通し

  • 雇用動向: 完全失業率や有効求人倍率の見通し

  • 財政収支: 国の歳入と歳出の見通し

  • 民間経済活動: 個人消費、設備投資、輸出入の見通し

  • リスク: 経済見通しに影響を与える可能性のあるリスク

年央試算

内閣府では、毎年6月頃にも「年央試算」と呼ばれる経済見通しを発表しています。年央試算は、政府経済見通しよりも新しい情報に基づいており、より最新の経済情勢を反映した内容となっています。


次回もまた、投資判断に役立つ情報をシェアできればと思います。
それではまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?