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人体を支配するしくみ「遺伝子とポストゲノム」3

毎週水曜日は、Newton「人体を支配するしくみ」を、見開き2ページずつ読み進めるシリーズです。

どんなに難しい本でも、少しずつ読めば必ず理解できるはずというコンセプトなので、「人体の進化に興味はあるけど、難しそうだし面倒くさい」という方には、丁度いい内容になると思います。

僕も読んでいく中で学んでいく立場です。
ぜひ一緒に学び成長し、分かる楽しみを共有していきましょう。


ヒトの発生過程

プログラムされた細胞死により、個体が形成される

1個の万能細胞が60兆個の細胞からなる1人のヒトになるまでには、多くの分裂と死滅が起こる。

僕はページの冒頭に記載されたこの意の文を読み、分裂は理解できるが、なぜ死滅するのか理解ができませんでした。

まだこの世に生まれていない段階で、細胞死が起こる必要があるのだろうか?と思ったからです。

しかし読み進める中で、例からその意味が分かりました。

指は、はじめから5本に分かれているわけではなく、はじめは水かきが付いたしゃもじ形状。成長が進むに連れて水かき部の細胞が死滅し、指が分かれる。

僕は、生まれてから不要になるものは初めから生成されないと勘違いしていたんです。

なんのために、一度作ったものを壊すという過程を踏むかは不明ですが、受精卵からヒトになるまでの間にも、進化があるんだと納得しました。

みなさんはご存じでしたか?


次回(8/9予定)は、「遺伝子を受け継ぐ」です。
それではまた

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