食をまもるカギは多様性――絶滅の危機に瀕する食料をめぐる世界紀行
おもしろい本を見つけた。
イギリス人のブロードキャスターでフードジャーナリストのDan Saladinoが書いた『Eating to Extinction』。
昔から食されてきた世界各地の食べ物や飲み物がこの世から次々と消えている。彼は、それをレッドリストの絶滅危惧種に指定された動植物になぞらえて「食の絶滅危惧」と表現する。
この本では穀物から野菜、肉、魚介類、果物、チーズ、お酒、飲み物、お菓子まで31の絶滅に瀕する食が取り上げられている。
それらはイタリア発祥のスローフード