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note公式の機能がnoteを続けられない理由になっているかも。っていう話

「10日連続投稿を達成しました!30日連続で投稿すると次のバッジがもらえます!」
「15週連続投稿を達成しました!20週連続で投稿すると次のバッジがもらえます!」

ノートを更新しているとバッジがもらえます。嬉しいですよね。

投稿した瞬間表される通知。達成感。次の投稿への意欲。
モチベーション維持のための機能だと思われます。

これは『ゲーミフィケーション』というテクニックで、習慣化や目標達成に使われる手法です。私も新しいことを習慣化する時に必ず使っています。

ゲームのように実績を見えるようにすることで、
・瞬時に達成感を得られる
・実績が一覧でき、自信がつく
・持っていない実績を埋めたくなる心理が働く
などのメリットが得られます。

バッジ機能のワナ

このバッジ機能がnoteを続ける上での障害になることが考えられるのです。

例えば28日連続で投稿できているとします。
「あと2日で30日連続投稿のバッジがもらえる!」

ところが、29日目に体調を崩しnoteを執筆するどころか文章を考える余裕もありませんでした。

その結果28日で連続投稿記録は止まってしまいました。
苦しみながら自分の頭から文章を捻り出し、なんとか続けていた連続投稿。
その記録が途絶えてしまった・・・。

ショックは相当なものでしょう。取り返すには最短でも28日間必要なわけです。

「今度こそは・・・!」と、
モチベーションに変えられる人ならいいですが、ネガティブに注目しやすいようにできている我々の大半がそうは思わないでしょう。

積み上げた実績がそのまま高い壁に変わってしまうのです。

外的動機づけ

動機(モチベーション)の発生源は2つに分けることができます。
内と外。つまり自分と他人です。

・自己表現がしたい
・noteで稼ぎたい
・人の役に立ちたい
・他のnoterと繋がりたい
などのnoteを始めた理由が『内的動機』。
自分発のモチベーションです。

対して、
・人に言われたから
・お金をもらえるから仕方なく
・怒られるから
・嫌われたくないから
などが『外的動機』。
他人発のモチベーションです。



例え話をします。
小学生のAさんは、
「テストで100点を取るぞ」
という目標を自分で立て、自主的に勉強をしていました。

Aさんが100点を取ると、お祖父さんから
「頑張ったね。お小遣いをあげよう」
と褒めてもらえ、お小遣いをもらえるようになりました。

「次も頑張るぞ!」
やる気が湧いてきます。Aさんの成績は学年トップになりました。

しかし中学生になった時、お祖父さんは亡くなってしまいました。
もう頑張っても褒めてくれてお小遣いをくれる人はいません。

Aさんは勉強のやる気をなくし、補講の常連になってしまいました。
(私の友人のお話です。)

「100点を取る」という動機がいつの間にか「褒めてもらう」「お小遣いをもらう」という動機にすり替わっているのがわかると思います。

モチベーションが自分発から他人発に変わる。
これが『外的動機づけ』です。

ノートのバッジ機能が外的動機づけの原因になり、
そのせいで挫折してしまうこともあり得ます。


noteを続けていくために

では、バッジによる外的動機づけを防ぐためにはどうすればいいのか?

それはシンプルに
『noteを始めた理由を忘れないこと』です。

我々noterにはnoteを始めた理由があるはずです。
そしてそれは自分発のモチベーション。

note運営のバッジを目標にしないでください。
「もらえると嬉しいもの」くらいに思ったほうがいいです。
実際にもらえると嬉しいんですからね。

私はメモ帳にnoteを始めた理由を書き残しています。
新しいメモ帳を使い始める時にそれを書き写すようにしています。

人間は忘れる生き物なので、目的を見失うこともあります。
自分なりの忘れない工夫をして、一緒にnoteを続けていきましょう。

まとめ

・動機(モチベーション)には内と外の2種類ある
・外的動機はアクシデントで途切れやすい
・いつの間にか内的動機が外的動機にすり替わる
・続けるために内的動機(始めた理由)を忘れないようにしよう

私も記録が途切れた時に「あーあ」と思ってしまったことがあります。
この外的動機づけの知識がなければnoteをやめていたかもしれませんね。


最後までお読みいただきありがとうございます。
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