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「もぅ、最悪〜」が口癖になっていませんか?人生がつまらなくなる悪魔の言葉。

「もう最悪なんですよ。うちの夫が家事を何にもしなくて、この前なんか脱いだ靴下をソファの上に置きっぱなしにしてたんですよ?もう最悪。しかも・・・」

音声通話でカウンセリングをした30代女性のお話です。
40分間、何度も何度も「最悪」と仰っていました。

「それでは、パートナーさんの態度は0点ということですね?」

と私が聞くと、

「いえ、0点ではないですよ。怒らないし、料理に文句を言われてこともないですし・・・」

聞いていて笑顔になるくらい、夫さんの良いところが並べられていきました。

「それでは、最悪ではないということでしょうか?」
「あ・・・、そうですね。確かにそうです!」

声が明るくなり、2人で話し合ってみるということでカウンセリングを終了しました。

この女性は自分の「最悪」という言葉に縛られ、苦しんでいたようですね。
最悪という言葉は人生をつまらなくする最悪の言葉です。

最悪が最悪な理由は『0点の出来事が増える』からなんです。

悪いこと全て0点になる

最悪を100点満点で表すと0点になります。
人生で最悪の出来事とはなんでしょう?

もちろん人それぞれだとは思いますが、仮に「もう死ぬほど苦しい事」だとしましょう。

「夫の脱いだ靴下がソファに乗っかっていると、死ぬほど苦しいです。」
「犬の落とし物を踏んでしまいました、もう死ぬほど苦しいです。」
ということにはならないですよね?

0点から100点までの出来事があるのに、「もう最悪」と口にした瞬間、
0点になってしまいます。

1日を振り返ると0点の出来事ばかりになってしまう。
たとえ100点の出来事が1つあったとしても平均点は10点くらいになってしまい、
いつまで経っても「良い1日」が訪れません。

「最悪」というだけで簡単にメンタルを病んでしまうんですね。

語彙を増やして対策できる

物事を評価する言葉をいくつかストックしておきましょう。

・悪くはないね
・良くないね
・要改善だね
・30点
・20点

など、0点の時以外の言葉を考えておきましょう。
私は「良くないね」を使うことが多いです。
思わず口にした時も相手を傷つけにくいので便利な言葉です。


思わず口に出してしまった時もリカバリーできます。
「あぁもう最悪・・・ではないな、32点くらいか」
いきなり口癖を治すのは難しいので、まずは再評価作戦をオススメします。

白黒の人生から抜け出そう

最悪が口癖になると、人生が良いことと最悪なことの二択になってしまう。
それはまるで白黒写真のよう。

人生で最悪なことは人生が終わるまでわかりません。
極端な評価をしないだけで、見える世界は変わってきます。

病んでしまう前に、少しだけ使う言葉を考えてみませんか?

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