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golang入門 知っておきたい基礎文法20選

今回はGo言語の基礎文法の中で特に重要な20選をリストアップします。

パッケージ宣言

すべてのGoファイルはパッケージ宣言から始まります。mainパッケージがプログラムの開始点です。

package main


インポート宣言

外部パッケージを利用するための宣言です。複数のパッケージをインポートする際は、括弧を使用します。

import (
    "fmt"
    "math"
)


関数宣言

関数はfuncを使用して定義します。
main関数は特別でプログラムのエントリーポイントとして使用します。

func main() {
    fmt.Println("Hello, world!")
}


変数宣言

変数はvarを使って宣言します。
型を明示することも推論させることもできます。

var name string = "Alice"
var age = 30


定数宣言

定数はconstを使用して宣言します。定数の値はコンパイル時に決定されます。

const Pi = 3.14


基本データ型

Goには整数型、浮動小数点型、論理型、文字列型などの基本データ型があります。

var i int = 42
var f float64 = 3.1415
var b bool = true
var s string = "Hello"


if

条件分岐には if 文を使用します。
括弧は不要ですが、ブロックは波括弧で囲む必要があります。

if x > 0 {
    fmt.Println("x is positive")
}


for

繰り返し処理にはforループを使用します。
C言語風の書き方の他に範囲ベースの繰り返しも可能です。

for i := 0; i < 10; i++ {
    fmt.Println(i)
}


switch

複数の条件分岐にはswitch文を使用します。

switch os := runtime.GOOS; os {
case "darwin":
    fmt.Println("OS X.")
case "linux":
    fmt.Println("Linux.")
default:
    fmt.Printf("%s.\n", os)
}


スライス

配列よりも動的なシーケンスデータ型です。
スライスは内部的に配列を参照しています。

 := []int{1, 2, 3}
s = append(s, 4)


マップ

キーと値のペアを格納するデータ構造です。
キーには任意の型を使用できます。

m := make(map[string]int)
m["key"] = 42


メソッド宣言

Goでは任意の型にメソッドを定義できます。レシーバーを関数定義の前に指定します。

type Point struct {
    X, Y float64
}

func (p *Point) Scale(s float64) {
    p.X = p.X * s
    p.Y = p.Y * s
}


インターフェース

メソッドのシグネチャの集まりで任意の型の振る舞いを抽象化します。

type Geometry interface {
    Area() float64
}


エラーハンドリング

Goではエラーを値として返します。

if err != nil {
    log.Fatal(err)
}


ゴルーチンとチャネル

非同期処理と並行処理を簡単に実装できます。
ゴルーチンは軽量スレッドのようなもので、チャネルはそれらの間でデータをやりとりするためのパイプです。

go func() {
    time.Sleep(1 * time.Second)
    fmt.Println("Done")
}()


構造体(Structs)

Goの構造体は関連するデータを一つの単位にまとめるために使用されます。構造体はタイプセーフで、各フィールドに特定の型を持たせることができます。

type Person struct {
    Name string
    Age  int
}

var p Person
p.Name = "Alice"
p.Age = 30


ポインタ

ポインタは、メモリ上の位置を指す値です。Goではポインタを使って、大きなデータ構造を効率的に扱ったり、関数内での値の変更を呼び出し元に反映させたりすることができます。

func increment(x *int) {
    *x = *x + 1
}

var myInt int = 42
increment(&myInt)
fmt.Println(myInt) 


型アサーションと型スイッチ

型アサーションはインターフェース値が特定の型を持つかをチェックし、その型の値を抽出するために使います。
型スイッチは複数の型アサーションを効率的に処理する構文です。

var i interface{} = "hello"

s := i.(string)
fmt.Println(s)

switch typeVar := i.(type) {
case string:
    fmt.Println("i is a string", typeVar)
case int:
    fmt.Println("i is an int")
default:
    fmt.Println("i is another type")
}


パッケージの初期化

Goではパッケージレベルの変数がプログラムの開始前に初期化されます。init関数を使用すると、main関数より先に特定の設定や初期化を実行できます。

var complexConfig *Config

func init() {
    complexConfig = loadConfig()
}


defer

deferを使用すると関数の残りの部分が実行された後で関数の実行が遅延されます。

func readFile(filename string) ([]byte, error) {
    f, err := os.Open(filename)
    if err != nil {
        return nil, err
    }
    defer f.Close() 

    return ioutil.ReadAll(f)
}


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