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golangの「iris」フレームワークとは 特徴やメリットについて解説
あらゆるプログラミング言語にはフレームワークがあります。
フレームワークとは、枠組みや構造を意味しており、システム開発においてはシステムの土台となりシステム開発の効率化を図る上では欠かせない仕組みです。
フレームワークを使うことによって得られるメリットとして、最も大きな特徴はメンテナンス性を高く保てることにあります。例え同じプログラミング言語でシステム開発をしていても、フレームワークがなければ開発者によって作りがバラバラになる可能性があります。
書き方に統一性が出るためメンテナンス性も上げることができます。さらに一から作る必要がなくなるので時間短縮にも繋がります。
irisとは
![](https://assets.st-note.com/img/1710143566180-6Ny9VB82jA.png)
irisは高速かつ開発において便利な機能を多く備えたWebアプリケーションフレームワークです。
GoのWebフレームワークの中でも特にパフォーマンスに優れているのが特徴です。
irisの歴史
irisはGo言語のWebアプリケーションフレームワークとしてジェラシモス・マロプロス氏によって開発されました。
詳しい歴史の参考文献がないため、細かな変遷については定かではないですが、リリース以降から今まで性能改善や機能追加がされてきました。
irisの特徴とは
高速なパフォーマンス
irisは非常に高速なパフォーマンスを実現するために設計されています。Go言語自体の高速な処理能力に加えて、フレームワーク自体も高速処理が可能となっているため、irisを用いたWebアプリは非常に高速な処理をすることができます。
簡潔なAPI表記
irisではルーティング、ミドルウェアの設定、テンプレートのレンダリングなど、Webアプリケーション開発に必要な機能を簡単に実装することができるため、直感的で簡潔にAPIの実装をすることができます。
MVCアーキテクチャ
モデル(Model)、ビュー(View)、コントローラ(Controller)のMVCモデルをサポートしています。
多様なルーティング機能
静的、動的ルーティングの両方に対応し、複雑なルートパターンを簡単に定義できるのもirisが優れているポイントのうちの一つです。
豊富なミドルウェア
irisには豊富なミドルウェアを標準で備わっています。
セッション管理、認証、ログ、セキュリティ対策など実装に手間がかかる機能が簡単に実装することができます。
Websocketsのサポート
irisの大きな特徴としてWebsocketsに対応していることが挙げられます。
Websocketsを用いることでリアルタイムの通信を可能にすることができます。
拡張性
様々な追加機能やライブラリを組み込むことができ、アプリケーションのカスタマイズ性が高めることができます。
豊富なドキュメントとサポート
詳細なドキュメントと、コミュニティによるサポートが充実しています。
irisのインストール方法
irisのインストールはGo言語のパッケージ管理システムを使用して行われます。
irisをインストールする前に、Go言語がインストールされていることを確認してください。まだGoをインストールしていない方はGoの公式サイトからダウンロードしてインストールしてみましょう。
Goのインストール後、以下のコマンドを実施してGoがインストールされているか確認します。
go version
irisのインストールを行うには以下のコマンドを実施します。
go get github.com/kataras/iris/v12@latest
irisのインストールが完了したら、以下のコードを実行してアプリを起動してみましょう。
package main
import (
"github.com/kataras/iris/v12"
)
func main() {
app := iris.New()
app.Get("/", func(ctx iris.Context) {
ctx.HTML("<h1>Hello, iris!")
})
app.Listen(":8080")
}
実行は以下のコマンドになります。
go run ファイル名.go
問題なく実行することができたら、Webブラウザで http://localhost:8080 にアクセスしてみましょう。
「Hello, iris!」メッセージが表示されれば、インストールは成功です。
golangをもっと詳しくなりたい方に
初めてのGo言語
![](https://assets.st-note.com/img/1711025445745-3UpJW11DRk.png?width=800)
Go言語の入門から応用まではこの一冊で網羅されています。説明も順序立てて説明されており完成度の高い参考書となっています。
詳解Go言語Webアプリケーション開発
![](https://assets.st-note.com/img/1711025446546-9bCW45Vzvm.png?width=800)
こちらはGo言語の基礎知識を得たあとに読むことをすすめる本となっています。ハンズオン形式で手を動かしながら実装をしていくことができるため、実際の開発を意識しながらGo言語を学ぶことができます。
以下の記事では他にも筆者が実際に読んでおすすめしたい本をまとめています。
【Go入門】Golang基礎入門 + 各種ライブラリ + 簡単なTodoWebアプリケーション開発(Go言語)
![](https://assets.st-note.com/img/1711025445900-OhZdDoSrvg.png?width=800)
まだGo言語の勉強を始めていない方、全くの初心者の方にはこちらのUdemy教材が最もおすすめです。
この教材ではgolangの基礎について網羅的に学ぶことができます。ただ見て学ぶだけでなく、講座の中でアプリ作成まで行うことで学んだことの理解をさらに深めることができます。
現役シリコンバレーエンジニアが教えるGo入門 + 応用でビットコインのシストレFintechアプリの開発
![](https://assets.st-note.com/img/1711025446119-zXyIGXcvgd.png?width=800)
個人的に最も勉強になったのは「現役シリコンバレーエンジニアが教えるGo入門 + 応用でビットコインのシストレFintechアプリの開発」という教材です。
本格的なレクチャーに入る前に、なぜGoなのか、なぜFintechなのかについて説明されていることで、Goの概念や意味について大枠から理解することができます。
以下の記事では筆者が実際に受講したおすすめUdemy教材をまとめています。
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