危なかった

僕を　コントロールしていいのは　僕だけだ

僕が　コントロール出来るのは　僕だけだ

侵食されそうだった

自己肯定の低さに
自尊心の無さに
自信の無さに

吸い寄せられるように　やってくるものに

僕は　僕のことを　決めるのが　とても苦手
僕は　生きていていいのですか　と
日頃から　心の中で呟いているから
日々の暮らしは　誰かに何かに
依存しがちさ

委ねてしまう　心は
委ねられない　心を
虚しさと　寂しさと　哀しみを
この世界に彩色しているかのように
心を錯覚させる

ふわふわ　ふわふわ
ふわふわ　ふわふわ
ふわふわ　ふわふわ
ふわふわ　ふわふわ

大地から　ほんの少しだけ　浮いている

根無草みたい

ああ

認めるのだ

許すのだ

僕を

今までの　僕を

もう　詰ることはしないよ

僕は　僕に優しくするんだ

それで　いいんだ

生きていて　いいんだ

その　誘いには　乗らないよ