和田健太郎@駆け出し育てるEM執行役員

不動産テック系IT企業に勤めるエンジニアマネージャー。得意技は業務系SaaSと匍匐前進…

和田健太郎@駆け出し育てるEM執行役員

不動産テック系IT企業に勤めるエンジニアマネージャー。得意技は業務系SaaSと匍匐前進。エンジニアリングマネジメントはまだ修行中。新卒から長らくマーケティングツールと解析に興味関心を寄せるも、最近のブームはエンジニアの成長と、それを実現するのに必要なDevOps。

マガジン

  • WEB系エンジニアのキャリアについて考える

    未経験なりに、20代からWEB系自社開発のITベンチャーでエンジニア組織のマネージャーをやらせていただいた経験のアウトプットです。

  • 匍匐前進(ほふくぜんしん)マネジメントまとめ

    ITベンチャーにて3年目からマネージャーを試みるも、ひたすら転んで擦りむいてばかりだけど、前進の糧にしていく備忘。

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新卒エンジニアの「やりたいことが見つからない」問題について(一応解決編)

 前回、書き始めたらまさかというかなんというか、課題感だけぶちけまけて解決提案をしないまま「続く」とやってしまったので、GWということも有り早々に筆を取った次第です。  正直なところ、環境や状況や生い立ちや背景その他諸々エトセトラの変数が多すぎるので、「これを意識すればおk!」みたいなみなさん共通の一撃必殺がないのは残念なところです。  そのかわり、自分だったら1on1でどういう感じで共通解を探っていくかな、っていうのをあれこれ出してみて、どれかが読んでいただいた方にヒット

    • キャリア的なランチェスター戦略

      確か学生の頃に参加した数学科合宿で当時の教授先生が飲みながら言っていた言葉です。ちなみに、それに続けて 「だから僕は、人生やりなおしてビジネスマンをやることになったとしても、プロとして極めて成果を出す自信があります」 とかも言っていました。ほんまかいな。 「色々経験を積んどきたい」と言う言葉驚くべきことにその合宿の場から15年が立ちまして、一応私自身も一端の社会人という立場で人から見られるばかりか、役員としての振る舞いを求められるようになりました。恐ろしいことです。

      • 年始にスタートダッシュを決めたいエンジニアにやってもらいたい個人的に思う3つのこと

        年始というか、期の変わり目に心機一転ということでスタートダッシュを決めたい方は大勢いることでしょう。(類にもれず私もその1人です) とは言えやはり、思っていても実践できるかどうかというのは当然別の話であり、体感上手く滑り出せるのは全体の中でも2割くらいかなというのが所感です。 別に私が上手く言ってるわけではありませんが、そういえば良くアドバイスしているなと考えているものについてアウトプットしておこうかと思います。 1つ目:年末年始の間にサービスにおかしなことが起きてない

        • キャリアの心配をしてるのは手元の仕事を楽しまないから

          noteやらQiitaやらで、キャリア提案とか1on1の記事をよく書くようになったので、キャリアの相談をもしくはキャリアの相談のアテンドをよくされます。 そしてそのほぼメインのテーマが 1.「将来が不安だから、キャリアをちゃんと考えたい」です。みんな将来(たぶん30代中盤以降)に、豊か(お金と時間に対する不自由さ)が、一般水準以上に収まるか、が不安だということです。 そしてその将来への不安を自信を持って誰かに払拭してもらいたいという様相を呈しておりますね。さらにありてい

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        新卒エンジニアの「やりたいことが見つからない」問題について(一応解決編)

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        • 匍匐前進(ほふくぜんしん)マネジメントまとめ
          22本
        • WEB系エンジニアのキャリアについて考える
          24本

        記事

          エンジニアがシステム障害と向き合う(Ver.2023下半期)

          いくつになっても、第一線の現場から離れても、やはり逃れられませんね。障害。自分が引き続きこれからどう向き合っていこうかの考えを巡らせる中で、他の方からどんなFBが返ってくるのかを見てみたいと思い、まとめてみた備忘を公開します。昨年公開したものからさらに、組織についてインプットしたものを加筆してのバージョンアップです。 当人の心持ち障害(バグ)は出したくない当たり前ですが、出したくて出してる人なんて全くもっていません。ついでにいうと、出してもいいやと思っている人も全くいません

          エンジニアがシステム障害と向き合う(Ver.2023下半期)

          「ソースコードの正解ってなんだ?」という会話を後輩とした話

          前フリ なんでかアップデートの品質に関する会話を、他部署の後輩と話す機会があり、その後さらに別の後輩と同じ内容の話をすることがありました。 突発的なことだった割に、おもったより自分の思っている内容を率直に述べることができたので備忘として残しておきます。 後輩とのやり取り 他部署の後輩: 今回◯◯のリリースで、かなり無理なスケジュールで後輩などの力も借りながら開発して、時間がない中で未来を見据えて開発するのは難しいなと心から思いました。 今後保守していく人たちに申し

          「ソースコードの正解ってなんだ?」という会話を後輩とした話

          人がなにかから逃げるまでの思考を少し整理した話

          人間生きてればうまく行かないことはあると思います。 むしろそんなことばかりなのかもしれない。 そういった場面に出くわしたときに、「逃げない」「自暴自棄にならない」「諦めない」等々、人に前を向かせるための言説は多数ありますが、もう少し「逃げる」というところの詳細を言語化できたら、元気な頃の自分に戻る筋道を立てやすくなるのだろうかと思ってふと考えてみました。 あ、あと一応ですが、「逃げる」という表現こそしているものの、それ自体に付いての良い悪いを述べている内容ではありません。

          人がなにかから逃げるまでの思考を少し整理した話

          「100日後に1人前になる新米エンジニア」まとめ@21~30日目

          継続して追っかけてみているわけですが、当たり前当たり前したFBが体感ですが少なくなってきた気がします。やっぱり一度一緒にやった作業は、なんとなく勘所がわかるらしい。やったことない作業はまだつかめないらしい。中長期で見て作業の本質を抽象化することを覚えてくれると嬉しいですね。 本筋と関係あるかは不明ですが、この期間一番インプレッションが多かったのはこちらの投稿です。対してFBしてるわけでもないな、、上げてるご飯が美味しそうだったのでしょうか。 https://twitter

          「100日後に1人前になる新米エンジニア」まとめ@21~30日目

          「100日後に1人前になる新米エンジニア」まとめ@11~20日目

          いつのまにやら5分の1が過ぎ、なにげに一歩一歩を振り返っていくのは自分としても有用だなあとも思い始めました。 特に最近のものに関しては、FBの背景で個人的に参考にしているものとか大事にしているものとか、そういうのも合わせて残すようにしています。 あとどうでもいい話ですが、ランチの写真を合わせて載せているのは、内容全く関係ありません。趣味です。 11日目:たぶん、大丈夫12日目:関数使用禁止例13日目:「カレー作れ」14日目:「微分方程式の本」15日目:そろそろ大丈夫16日

          「100日後に1人前になる新米エンジニア」まとめ@11~20日目

          「100日後に1人前になる新米エンジニア」まとめ@1~10日目

          パクリっぽいなーと思いつつ、自分が一番アウトプットしていて楽しいのは「うちのメンバーこんだけやってんだぜ」っていうやつだなとふと思ったりしたので、今々で教育注力しているメンバーにスポットを当てて追っかけて見ることにしました。 そういえば自分こんなこと言ってたな~とか、こんな反応してたな~とか、色々と振り返りながらアウトプットできているので結構愉快です。 せっかくなのでまとめて振り返りしやすくしてみました。ぜひお見知りおきを。 1日目:レビュー開始プログラミング始めたての

          「100日後に1人前になる新米エンジニア」まとめ@1~10日目

          エンジニアリングのホットワードと生存戦略

          エンジニアを取り巻く環境の中で、重要フレーズだなと思うものを並べてみて、それらを使ってどんな生存戦略を描くのかを考えてみました。 1. 触れられないと不安になるものフルサイクルエンジニア 一部DevOps フルサイクルエンジニアは「フルスタックエンジニア」と一応区分して使っていて、「プロダクトサイクルを回すのに必要なことは結構なんでもやる」という意味合いのつもりで挙げています。中にはデータ取りだったり機能提案や要件定義などがそこに含まれています。 昨今の「プログラミン

          エンジニアリングのホットワードと生存戦略

          エンジニアが何を武器に生きて行くべきか

          どちらかというと、3~5年とかではなくて、10年~20年くらいのスパンでものを考えた時の話なのかなと思いながら読んでいただけると幸いです。 どんなモダンな環境もいずれは時代遅れになる 変化を前提としたビジネスが当たり前になり、システムも組織も体制もサービスも、今日イケていても、来年イケてる保証はもうどこにもない、変化し適応し続けなければ生き残り続けられない、そんな世界にもうなっているなあと痛感することが増えました。30代を越えたせい? そうなってくると、長期的なエンジニ

          エンジニアが何を武器に生きて行くべきか

          マネージャーとしてメッセンジャー上でできること

          怒られて元気になる人はいません。 無機質な言葉で元気が出る人もいません。 朝、笑って始められると1日の生産性が上がると言われています。 マネージャーは、組織の生産性に対して責任をおう人です。 つまりは、メンバーから元気を引き出すコミュニケーションもマネージャーの役割の一つです。 オンラインのコミュニケーション比率が圧倒的に増加して久しい昨今 「かしこまりました。」 より 「かしこまりました!」 「ありがとうございます。」 より 「ありがとうございます!」 「よ

          マネージャーとしてメッセンジャー上でできること

          変化の意思決定を円滑にする「時間軸」のフレーズ

          時間軸を持ってほしい 「仕事にコミットしすぎるのは不安」とか「自分はそこそこでOK」とか「こっちのほうが得意だから」、みたいな指針を持つ(述べる)のはいいんだけども、セットで「このスタンスでいるのはあと○年」みたいに時間軸を考えるようにして欲しいと、よく言っています。そのほうが生き方の選択肢広がると思う。 とある1on1 これは以前1on1をしていたメンバーが言っていてすごく腹落ちしたことを参考にしています。 その子は「とりあえず1年目は『噛まずに飲み込む』つもりで言

          変化の意思決定を円滑にする「時間軸」のフレーズ

          「開発者体験の向上」はなんのためのものか

          採用絡みの記事をよく拝見することもあり、成功事例の背景にある「開発者体験」ていう言葉について考えることがありました。 「開発者体験」? 「開発者体験の向上」って、 「内部のエンジニアのストレスを減らす、エンゲージメントを高める、そして定着させる」ためみたいな目的で捉えるケースが多い印象です。実施している組織の目的にかかわらず、受け止める側の認識として。 エンゲージメントのその先の目的 稼働しているエンジニアのストレスを下げて生産性を上げることは当然に重要ですし、それ自

          「開発者体験の向上」はなんのためのものか

          やりたいことの見つけ方

          「やりたいことが見つかりません」 てな1on1でお互いに頭を抱えてしまう鉄板テーマ。 このコメントでちゃうときって「私は○○さんたちみたいに」という前置きが頭の中でついてるんじゃないかなーと思うんですが 「実はその○○さんも、別にやりたいこととか見えてないかもしれない」 だと捉えています。実は、リーダーやマネージャーみたいな組織を引っ張る偉い人は「それが役割だから無理やりまずは言ってみる」をやってるだけだったりするんじゃないかなーと。 しかし洗練される でも「言葉に