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うどん、何歳からすすれた?


 皆さん、こんにちは。ロー・ライク・スシー! 生々しい木賃ふくよし(芸名)です。
 ロー・ライク・スシは、raw like sushiなので、「寿司みたいに生」って意味です。ワタクシ的にはMR.BIGのライヴアルバム名です。

 さて。毎度この挨拶文を何にしようか考えるんですが、正直、タイトルとか挨拶文を考えるの苦手なんですよね。
 なので、時折タイトルや挨拶が本文に関係なかったりしますが、それは気にしない方向でお願いします。

 さて。そんな訳でまずはタイトル通りに質問です。


 (´・Д・)」 うどん、何歳からすすれた?


 (´・Д・)」 えっ? 何歳って言われても、、、物心ついた時にはフツーにすすってた、って人が大半だと思います。はい。えっ? じゃあ何で訊いたって?

 そりゃ、すすれない人が稀にいるからです。
 すすれない人と、すすれなかったけど、すすれるようになった人をそれぞれ1人ずつ知ってます。(実際の知人)
 いや、そりゃそーゆー例外もいるだろうけど、、、ってお思いでしょうが、そうではありません。


 諸外国の皆さんは、すすれないのがフツーだったりするらしいのです。


 (´・Д・)」 いや、マジで。


 嘘のように聞こえるかも知れないが、どうやら箸と麺文化が当たり前のアジアでは当たり前だが、ヨーロッパその他の国では「麺をすする」という文化や行為に触れないため、麺をすすれない方が当たり前なのだ。
 しかも、麺をすする行為が、


 下品な食い方


 とされている為に、習得しようもないのである。
 要するに、我々が当たり前だと思ってるスキルは、全っ然、当たり前ではない。

 例えば、正座ひとつにしても、体格の良い西洋人は正座が出来ないらしい。
 うむ。言われてみりゃ、ボディビルダー体型の人


 「気をつけ!」姿勢が出来ない。


 体格だけではない。日本人の一部は牛乳に含まれる乳糖を分解できず、お腹がゴロゴロ言っちゃう。
 アルコールだって、分解できない人がそれなりにいる。いわゆる下戸だ。
 逆に多くの国では生の海藻を分解できなかったりする。
 
 もっとわかりやすく言えば、「ウインク」が出来ない寂しい熱帯魚はいるのだ。違う。普通に「ウインク」出来ない人はいる。
 つまり、それが出来なければ生きづらい環境や、それが当然とされている文化の中で育てば、当たり前のことも、環境が違えば当たり前ではない。
 猫は魚が大好きなイメージこそあれど、内陸部の猫は魚を食う習慣がないから、魚を与えても食い物だとは思わないのだ。
 環境、文化、遺伝と、その複合。
 それによって「出来る」と「出来ない」が変わってしまうのである。

 これを考えると、いわゆる「ヌードル・ハラスメント」も少しだけ違った見方が出来るのではないだろうか。

 ※ ヌードル・ハラスメント。ヌーハラとも略されるらしい。要するに、麺をズルズルすする音が非常に不愉快、というもの。


 ワタクシ自身はヌードル・ハラスメントには非常に簡単な結論を出している。

 郷に入れば郷に従え、だ。


 日本では麺をすするし、その音を不愉快だとは思わない。それが嫌な人は来なければいい。それだけだ。あるいは、嫌でも我慢するか。
 とにかく「すする音はイヤだけど、うどんは大好き」ってのなら、そーゆー店を自分で立ち上げるしかない。別に日本でそーゆールールの店を作ってもいいだろう。
 自分の国で、自分の国のうどんすきが集まる店にすればいい。それだけだ。

 例えば、本場の中華料理では骨なんかの食べカスを床に捨てる。それが普通らしい。そんなレストランは不潔でイヤだと言うなら、行かなければいいだけの事。
 日本にもそーゆー店はあるかも知れないが、普通の中華料理屋で、ガラを床に捨てたら神経を疑われるだろう。
 世界には世界のルールやマナーがある。外国には外国の、日本には日本のしきたりがある。それだけの事なのだ。
 無論、いずれ世界は「世界のルール」を基準にしていく日が来るだろう。
 しかし、その日が近付くまでは、堂々と「ウチはこのルールでやってる」と胸を張ればいい。迎合する人がいてもいい。世界がスタンダードで染まるその時までは。

 それに、ヌードル・ハラスメントなんて言うけれど、外国人の全員がそう感じている訳ではない。

 とある外国人が、日本では麺はすするモノだ、盛大に音を立てていいんだ、と教えられたのだろう。

 慣れない手つきで箸を使い、すする習慣がないから、そりゃもう、


 ずぼばッ
 ズぞばぼッ
 ぼぞずゾぞッッ

 ぶっほッ


 って汚らしい音を立てて、一所懸命に麺をすすってる姿を見て、微笑ましいと思わない訳がない。
 そりゃ食い物を食ってる音じゃないし、音だけで言ったら日本人でも不愉快だよ。

 けど、それがお祭り気分の一時的なものか、懸命に日本文化を理解しようとしてるのか、そんな事はどうでもいいぐらいに、ワタクシには素敵な食事風景に見えた。

 未就学児が箸もスプーンも碌に使えず、手や服や口の周りをベッタベタにしてる姿を見て、それ自体は汚らしいかも知れないが、蔑んだり叱ったりする社会が正しいとは思わないのだ。


 (´・Д・)」 ま。汚らしくはあるけどね。


 という訳で話を戻すが、麺をすすれない事は馬鹿に出来たものではない。

 我々日本人の多くは、パスタでもすすって食う訳だが、すすらないにしても、フォークに麺をグルグル巻きにして食う。
 そして、このグルグル巻きが大きかったり、麺が垂れてすすらなきゃいけなかったり、噛み切らなきゃいけなかったりする。

 しかし、西洋人を見てみろ。

 フォーク下部に麺をヒョイと引っ掛けて、クルッと巻いたら、


 ハイ。 (´・Д・)ψ ひとくち分。


 が出来ているのだ。それが当たり前のように。
 しかし、我々には出来ない。ワタクシもかなり練習したが、マシにはなっても、無意識下でひょいひょい出来るとは、とても言い難い。
 あいつらどうなってんの、、、?
 手品師か何かなの、、、?

 って、海外生活が長かった知人に話したら、


 ( ・ω・)ノ 「それを言うなら、

 箸で薬味を残せて、ひっくり返して、

 醤油をつけてスシを食う

 日本人も、

 Oh、、、ニンジャ、、、!

 って見えてますよ」




 (´°Д°)」 確 か に 。




 そしたら、その場にいた別の人物が、




 ( ;∀;) 「日本人だけど、

 寿司、ひっくり返せない、、、」




 (´°Д°)」 泣 く な や 。



 (´・Д・)」 という訳でそろそろ本日のオチ。

 先ほど、内陸部の猫は魚を食わないという話をしたと思うが、日本の白飯とかつお節の猫まんまと同じ感覚で、




 イタリアでは、

 猫にスパゲティを

 与えたりするらしい。




 (´°Д°)」 …えっ?


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 猫がスパゲティを食うのかどうか、見せてやりますよ!(山岡士郎調)


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。