【記念日】バレンタインデーに苦しまされている男子が救われますように　🌸苦い過去体験を添えて🌸

拝啓

２月１４日。１年の中で男子がもっともソワソワして過ごす日。

「この日のために、頑張ってきた！」
「この日のために、辛いことも乗り越えられた！」
声が上がっています。
＃お前だけだろ

しかし、この日が報われずに辛い。苦しい思いをして、過ごされている男子の方々もいます。
＃お前だけだろ

そんな方々へ、ボクの過去体験を送ります。

全世界のバレンタインデーに苦しんでいる男子が救われますように。

敬具

２００８年２月１４日。
ボクは、天国と地獄を味わいました。

「勝ってうれしい花いちもんめ♫」

「まけーてくやしいはないちもんめ♫」

昼休み。男子１０　VS　女子１０ではないちもんめが始まりました。

悪夢の始まりです。

はないちもんめは、こちらのサイトを参考にしてください😀

はないちもんめ

一見、【楽しいリズミカルなゲーム】と思われがちです。
しかし、実際は【人気格差を浮き彫りにするサバイバルゲーム】です。

というのも、ゲームの途中【相手チームの誰が欲しいかを選ぶ儀式】があります。

「〇〇が欲しい」
ここで選ばれるために、小学３年生の男子は、信頼と実績を積んできました。
＃ドッジボールを誰よりも上手くなる
＃女子ウケが良い「食べ物消しゴム」を使う。

この儀式の前には、【人気者を選ぶシンキングタイム】が各チームに与えられます。

この時、男子陣は、『織田信長』『徳川家康』『豊臣秀吉』と名だたる武将の面構えをしていました。

漢達は、「誰を選ぶか」より「誰が選ばれるか」しか頭にありませんでした。

ボクも「こいちゃんが欲しい」「こいちゃんが欲しい」と呼ばれた時に作る顔を、シミュレーションしていました。
＃２０年近くあだ名「こいちゃん」

「呼ばれた時の表情はどうしようか、涼しい顔をして、いや、渋い顔の方がいいな。あでも、、」そうこうしているうちに、シンキングタイムが終わりました。

漢達は、それぞれの武器（呼ばれた時の表情）を持ち、戦へ向かいます。

漢「〇〇ちゃんが欲しい」

女子「こいちゃんが欲しい♫」

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

あれだけシミュレーションをしていたのに、パニックに陥りました。
その場で、立ち尽くし、呆然としてしまいました。
＃『開いた口が塞がらない』初体験記念日

数秒後、事態を理解しました。
＃優秀な将軍

『嬉しい』『喜び』なんだろう。どの表現もあの時の感情に当てはまりません。
天に昇る気持ちでした。いや、昇っていました。

【はないちもんめ第一選択希望男子こいちゃん】

これは揺るがない真実です。

その後、選ばれし者同士で、じゃんけんをします。
選ばれし女子とのじゃんけんの間、後ろにいる漢達の矢のような視線がボクを刺します。
「息苦しい。でも、ボクがこのジャンケンに勝てば、目の前の天国にいける！！」

前は天国。後ろは地獄。

じゃんけんぽん！

、、、勝った。勝った！！！
ボクは勝ちました。

地獄を後にしようと、天国に向かうボクに【ルール】という最大の門番が待ち構えていました。

ルール：ジャンケンで負けた人が相手の組に入る

「ふざけるな！！ボクは勝ったんだ！なんで、勝ったのに地獄に戻らなければいけないんだ！」
＃地獄は仲間しかいないはず

と声を荒げることはありませんでした。

なぜなら、

【天使が選ぶ第一選択希望男子】

だから。

心に余裕がありました。
涼しい顔をして、地獄に戻りました。地獄の漢達は煮えたぎった顔をしていました。
しかし、地獄にも天国があるものです。

ボクの左横には、女の子。
「右豊臣左天使」です。
＃右は豊臣。左は天使。

どんなに辛い・苦しい状況でも、安心できる場所があるということを学ぶことができました。

左手にだけ力をこめ、はないちもんめに戻りました。

そのあと、ボクが天国にいくまで３回勝負をしました。
つまり、その後【第一選択希望男子】として、天国にいくまで選ばれ続けたということです。

気づくと、鼻はピノキオになっていました。
＃鼻いちもんめ

ボクが天国に行ってから、地獄からお声がかかることはありませんでした。
＃地獄（男）からの好感度０

昼休みが終わり、ピノキオは周りの男の子から「いいな〜、どんだけチョコもらえるんだよ！」「１０個はかたいよな」と、ますますピノキオになる言葉を拝聴しました。
＃ピノキオ拝聴

５時限目は、誰よりも挙手をし、クラスで一番かがやいていました。
＃ナルシスト

帰りの会が終わり、ルンルン気分で家につきました。
真っ先に、今日の昼休みの出来事をお母さんに話しました。

するとお母さんは言いました。

「で、チョコはいくつもらったの？」

、、、、、、、、、、、、、、、、、

全身に落雷が落ちたのは、この時が最初で最後です。
＃ダブルドロップダウンサンダー

「食べてきちゃった！！💦💦」

なぜこの時、この発言をしたのか。今になってもわかりません。
覚えているのは、悔しい、悲しい、理解できないetc 

色々な気持ちがメリーゴーランドのように回っていたことです。
＃メリーゴーランドは悔しい・悲しいといった気持ちなく乗れる楽しい乗り物です

お母さんはボクにチョコをくれました。
そして、おばあちゃんもチョコをくれました。

お母さん・おばあちゃんからもらったチョコを食べました。
『甘い』『切ない』『悲しい』いろんな感情が入り混じった味が、口の中に広がりました。
＃七味チョコ。辛そう

翌日、

「チョコいくつもらった！！？？」
「おれ、〇〇ちゃんから電話かかってきてさ！チョコもらったんだ！！」

教室では【チョコトーーーーーーーーク】が繰り広げられていました。

そして、ボクにも【チョコトーーーーーーーーク】矢が飛んできました。
＃将軍のくだり、ひっぱりすぎだろ

「いくつもらった？？」

「それがさ！まさかのいっこも、、、」と言いかけたボクに

友達が、矢継ぎ早に
「昨日、はないちもんめでモテまっくてたもんな〜！！」
と言われ、

「２個だけだったよ〜💦」

と返しました。

「みにくい。アヒルか！てか、【みにくいアヒルの子】って題名なんやねん！　周りと違うからって「みにくい」なんて言うことないだろ！！」と頭の中でグルグルしていました。
＃はたして、小学３年生が頭の中で、そんなことを考えるのか
＃２２歳男の継ぎ足しだろ。【醜い２２歳の男の子】

以上が、ボクが小学生の時に体験したバレンタインデーの苦い思い出です。

「、、、なんか中途半端な終わり方やな！」
そう思われた方いらっしゃると思います。

そうです。こやつが【ツァイガルニク効果】です。
＃変なおじさんみたいな言い回し

これは、未完了なものほど、記憶に残りやすいという心理効果です。

CMなどの「続きはWebで！！」といったものも、つぁいがうに。
つぁぐrに。ツァイガrに言う。【ツァイガルニク効果】です。
＃言いにくすぎだろう

みなさんがバレンタインデーだけでなく、日常生活で辛い・苦しい思いをされた時に本記事を、見返して頂ければと思います。

「こやつに比べたら、我の苦しさはたいしたことないでそうろう」
と思われる武士。

「たいしたことないわ！わたくしの方が辛い思いをしてるわよ！」
と思われたお姫様。

「かわいそうに、なにかこの子にできることはないかしら？」
と思われた親世代の方々。

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ボクが喜びますでそうろう。
ワタクシが、そのコメント・投稿に【いいね】しにいくわ！
わたしの傷が癒えますわしら。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます😀