憐れみを偽装する星たちの祈り「量子状態をください」
自分が何者でもないことに対する焦燥感に似た恐怖——細やかな微分を施せば、嫉妬や焦りや羨望や——が1年ほどを掛けながら着実に肥大化している。極論を言えば、金銭的余裕と精神的余裕さえあれば、もう何でも良い、という心持ちにすらなりつつある。諦め、といえば聞こえはまだ幾分かマシになるが、その実、何もしてこなかったことに対する惨めさを添えた正当化である。成功系報酬という言葉があったりするが、この成功体験をこまめに創出していくことが、いかに重要か思い知った。逆に言えば、見返りのないタスク