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【マガジン追加記事ご紹介】研究者・博士課程・ポスドクのリアル⑤

前回から少し間が空きましたがまとめ記事を投稿させていただきます。
研究者のリアル第5弾です。

匿名だからこそ表現できる、実体験やありのままの考えだからこそ、共感しながら読み進めていけるような記事を集めました。
今回は、博士課程についてお話しされているものを、主にご紹介いたします。

たくさんのロールモデルを知ることを通して様々な価値観や考え方に触れ、これからの自分について考えを深めていけるような、1つの道しるべになれば幸いです。

お断り
個人のnoteの紹介です。
「若手研究者を応援するnote」が、賛同または批判する目的で掲載するものではありません。多様な価値観の読者の励みになることを願って、様々な記事を取り上げていければと考えております。


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①[博士課程で学んだこと] 第1回:研究は生み出すもの

この記事では、博士課程から就職された方が、主に博士課程を通して学んだことについてお話しされています。”研究開発は生み出すもの”であるという学びや、博士課程の経験から得た経験会社員になっても生きる能力。博士課程へ進学する意味を、実体験から教えてくれる記事になっています。

博士課程で学んだことの中でも自信がついたこととして、”研究開発は生み出すもの”だとわかったことです。決して環境が与えてくれるものではなく、自ら創出するものということです。
これは私の考え方を大きく変え、自分の行動にも影響を与えました。
博士課程を経験するまでは、心のどこかで研究というものは与えられたテーマを周りの助けを借りながら自分なりに遂行するものだと思っていたんですね。修士の研究テーマは自分で立ち上げたとはいえ、それは先生の研究テーマの一部でしかありませんでした。

一方、博士課程となると誰から与えられたテーマだけ遂行していれば良いというわけにはいきません。たいていの博士学生は自分なりに研究テーマを創出し、それを指導教官やラボのボスに認めてもらい始めて研究がスタートします。


②博士課程とは


博士号を取るまでの道のりについて、自身の体験を交えながら述べられています。修士と博士の違いや、博士号取得にかかる年数などについても述べられているので、研究職や大学院進学を考えている方たちにとって、とても参考になる記事であると思います。

学士や修士の学位を得るには,きちんと授業に出て単位を取り,教授の指導を受けながら卒業研究に取り組む必要がある。
もちろん一定の水準を満たす必要はあるものの,ある程度与えられたものをこなす能力があれば,卒業・修了はそんなに難しいものではない。
一方,博士課程では大きく状況が異なっている。
博士課程でも単位の取得は必要だが,日々の生活の大部分を研究活動が占める。
博士号を授与されるには,今後その分野のプロとして活動していくための能力があるかどうかを教授たちに認められる必要がある。


③1年半迷いに迷った挙句、博士課程への進学を決めた話[自己紹介]


研究者を目指す修士2回生の方が、就活への取り組みを経て、博士課程進学を決断するまでを、気持ちの変遷を含めながらお話しされています。就活するか、博士課程に進学するか、迷われている方に特に読んでもらいたい記事になっています。

大学に行けば研究に打ち込める、そう思って入学し、医学の基礎研究がしたいと思って配属された第一希望の研究室。
待ち受けていたのは、アカデミアの現実でした。
これまで、大学や研究機関でしか研究などできないと思いこんでおり、当然みな博士課程まで行くものだと考えていた私の周りにいたのは、年中朝から晩まで家族よりも研究に捧げる先生、論文が書けず修了できない博士学生、研究せずに就活ばかりの修士学生。こんなところでしょうか。


④博士課程での研究生活


現在文学研究科の博士課程に在籍されている方が、学部・修士の大学と違う大学に進学された理由や留学への意志、将来を考えた不安感や焦りなどについて述べられています。博士課程進学を迷われている方にとって、選択のヒントになるのではないでしょうか。

ともかく、「文学研究科で博士課程まで行ったら将来は何になれるんだろう?」と疑問に思う人が多いと思います。
企業への就職をイメージしている方は、博士まで行って文学を勉強して就活にどう役に立つんだろうと考えるかもしれません。
私はこれらの観点にモヤモヤしていましたが、「博士まで行って文学研究を極めたら有利になる就職先があるのではなく、自分の描いた将来のビジョンに博士課程進学が必要だから進学するものだ」と表現したら博士課程進学の意義が伝わるんじゃないかと思いました♪


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