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日々思うこと、感じること、考えていることを書いています。まだまだ手探り。Twitter…

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日々思うこと、感じること、考えていることを書いています。まだまだ手探り。Twitterによくいます。

最近の記事

あの夜を乗り越えて

どうしたことか、いまだにこのnoteというものに慣れなくって、ついつい“良い文章”を書かなければ、と思ってしまうらしい。 すぐ更新が滞るのはそのせい。 最近、実は全然書かなくなった日記を久々につけてリハビリしてみては、やっぱり着飾らない文章が、私は一番好きだなあと思った夜。 ずっと前から、タイトルだけ決めていたものを、今の私の言葉で紡いでいきますね。 それは高校1〜2年生の頃のこと。 振り返ると、私はいつも、自分の過去を、人との出会いの他に、趣味に関する出会いで振り

    • 努力とは美しいもの

      お久し振りです。もしくははじめまして。 たまにはゆるりと、最近ハマっていること(というより好きになった人)の話でもしようかと思います。 仕事に趣味に、いつだって私は、好きなものが溢れていて、尽きないのに、それでも尚、また好きな人やものを増やしてしまうのですね。 まあでもこれも誇りに思っています。 「好き」と思える感性って、素敵じゃないですか。 自分に対してだけでなく、どんな人に対してもそう思っています。 で、最近好きになったのが、天乃えまさんという人。 彼女は、歌

      • YELL

        「人生で一番暗かった時期はいつですか」と訊かれたら、私は迷わず「中学時代」と答えると思います。 そんな中学時代を、たったひとつの記事で書ききろうだなんて、なかなか無謀なことだなあ、と前回の記事を振り返って思うものです。 小学校を卒業し、今までよりほんのちょっとだけ早い春休みを迎えていた頃。 なんとなくつけていたテレビで、その年のNHK合唱コンクールの課題曲が発表されていました。 中学生部門の課題曲は、「YELL」。 いきものがかりの、水野良樹さんの作詞作曲。 小学生

        • 刹那

          今回は、私がこのnoteを続けていくにあたって、ずっと書きたいと思っていたことを書いていこうと思います。 格好つけずに、一言で表すなら、自分の過去のお話です。 どうして「自分の過去の話をしますよ」とわざわざ言うのか。ちゃんと理由がありまして。 もちろん、「私の話を聞いてよ!」みたいなエゴも少なからずあります。エゴなんて一切ありません、という方が嘘っぽいですよね、きっと。 そして、過去の自分を振り返ることで、今の自分が救われる、と言うエゴもあります。エゴというか、自分の

        あの夜を乗り越えて

          しんゆう

          私には、これまで「しんゆう」と呼んできた人が3人いました。 一人目は、幼稚園の頃の友人。 共通点がたくさんあって、「わたしたち気が合うね!」みたいな、それ以上でも以下でもない、幼稚園児らしい、かわいらしい絆みたいなもの。 けれど、仲が悪くなることこそなかったものの、成長するにつれ、そこまで価値観が合わなかったのか、「同級生」のひとりになっていました。 二人目は、小中学校の友人。 とくに小学生の頃は、お互いの家に遊びに行ったり、同じ習い事をしたり、好きなものを共有したり、何

          しんゆう

          あの日よりもっと美しく咲いて

          桜は散るときが一番好きです。 奇しくも、私の好きなバンドは、春にデビューしていたことが多かったり、桜にまつわる歌を歌っていることがあったりします。 相変わらず(?)季節外れな話をしていますが、今日は『ヘタリア』の話を。 私がヘタリアを知ったのは、アニメ配信が始まった中学生の頃。 同級生にヘタリアを好きな子がいたのです。 ただ、その同級生は、私のことを嫌っていた子でした。 当時、思春期真っ只中の中学生。 自分のことを嫌いな人の好きなものなんて、と、毛嫌いする、というほど

          あの日よりもっと美しく咲いて

          気怠い煙に憧れて

          なんとなく湿った空気に、夏の気配を感じる今日この頃ですが、少し季節外れな話をしようと思います。 私、どうも昔から「春」という季節が苦手なんですね。 少しずつ空気が重く、暖まっていくのが、どことなく苦しくて、不安になる。おまけに気候も安定しない。おそらくは、一年で一番体調が不安定な時期です。 新しい環境というものも苦手だし、身体は思うように動かないので、本当に精神的にも参ってしまう。毎年毎年、新年度なのに大丈夫か、となります。大人になっても変わりません。 そんな春という

          気怠い煙に憧れて

          【作詞】手紙

          めくるめく日々の中で 伝えたいことは溢れるばかりで ひとかけらもない力を 振り絞って息をしている 静かな夜は一人きり 空を仰いで 月から離れられない 別れの言葉を言わずにいられたらいいなと 夢に描いたものが夢で終わらないように 願っても 願っても 答えは見つからないのに 進みたい道の先に 待つ人がいれば心強いけど これっぽっちも届かない 理想だけが膨らんでいく 夜が明ければ もう一度 光を浴びて 自由に羽ばたけるかな いくつもの闇を涙で濡らしてきたけれど 書き留めて

          【作詞】手紙

          雨上がり

          フジファブリックを好きになって、五年が経った。 なぜこんなにはっきりと(わりと中途半端な)日付を覚えているのか、とよく訊かれる。 日記や手帳を書く癖があるので、その所為なのだけど、それ以上に、彼らを好きになったという事実は、わたしにとってかなり大きな出来事だったのだと思う。 今朝は、変な時間に起きてしまい、最低限のやることを済ませて、二度寝をした。 目が覚めると、なぜかとても憂鬱だった。 というより元気がなかった。理由もなく不安に包まれて、雨が降るか降らないかという

          雨上がり

          帰る場所(一年前のこと)

          日記を書いていると、ある程度の特別な日って、日付までしっかり覚えていたりします。 今日は、ちょうど一年前の話を。 それまで足繫く通っていたフジファブリックのライブに、一年振りに行ったのが、一年前の今日(5月6日)でした。 「フジファブリック」という場所に帰ってきた日です。 自分の気持ちの整理のために、身内にのみ見える形で、Instagramにつらつらと文章を書いていました。 改めて読み返してみて、自分でも、一年前の感情とか、それまでのことを思い出して、これは大事にし

          帰る場所(一年前のこと)

          自己肯定感と嫌われる勇気

          ここ数年、「嫌われる勇気」という言葉を、自己啓発に関するところで、よく目にすることが増えているように思います。 あまりわたし自身は、その言葉に踊らされているつもりはないのですが、少しだけ、思うところがあったので、その話を。 まず、「嫌われる勇気」というものは、当然ですが、「嫌われる勇気」のない人に向けられた言葉ですよね。 この言葉を目にするようになったとき、正直わたしの心には響かなかった。 なぜなら、すでに持っているものだったから。 臆病だけれど、「嫌われる勇気」は

          自己肯定感と嫌われる勇気

          自己肯定感の話

          お久し振りです。 気がついたら、前回更新から一か月以上空いてしまいました。ま、そんなこともありますよね。 今日は、わたしと自己肯定感について。 実は、ほんの数か月前まで、わたしには自己肯定感というものがほとんどありませんでした。 いえ、もっと厳密に言うと、昔はあったのに、なくなってしまった、と思っていました。 これまたほんの少し前までは。 思い返すと、小学生の頃までは、自信に満ち溢れていて、生き生きとしていたように思います。どちらかというと、へんに大人びていて、周

          自己肯定感の話

          音読の大切さ

          「文学を読む」にあたって、音読は非常に大切なことだと思っています。 というか、もとはみずからすすんで「音読が大切だ」と思っていたのではなく、自分の中にあった「なんとなく」を、恩師が言語化していたのが「音読が大切だ」ということだったのです。 「音読は基本中の基本だ」とでも申しましょうか。 恩師は「読むこと」をすごく大切なことだととらえていて、私自身もそれにとても共感している、というほうが適切かもしれません。 さて、わたしの中にあった「なんとなく」ですが、高校に入学し、古

          音読の大切さ

          日記を書くということ

          毎日、日記を書いています。 もう丸6年くらいになるようです(指折り数えました)。 今日はその話を。 まず、日記を書き始めたきっかけについて。 高校2年生の秋。 当時、うつ病になり、学校に行かなくなり、……いえ、部屋から家からもほとんど出ない日々を送っていました。 通院はしていたのですが、ほとんど外の景色を見た記憶がありません。 何の変哲もない日々。しかし、何もやる気の起きない日々。 うつ病の自覚がきちんとあったことが不幸中の幸いで、その後、おそらくわたしはその

          日記を書くということ

          梅の咲く季節に

          先日、東京でも梅の開花のニュースがありましたね。 今では「まだ寒いなあ」という季節に咲く印象かと思うのですが、暦はもうすぐ春。なんといったって新春ですからね。春告花と言われているだけあります。 わたしが梅という花を好きになったのは、ここ数年のことです。 はっきりとしたきっかけがあるわけではないのですが、お酒を飲むようになって梅酒の美味しさを知ったり、『応天の門』という漫画に出会って菅原道真を好きになったり、そんなところかなあと思います。 あとは、フジファブリックの「G

          梅の咲く季節に

          古典はときめき

          わたしにとって、古典は「ときめき」のひとつです。 言ってしまえば、好きなバンドの新譜を初めて聴くときや、宝塚歌劇を観に行くときと、似たようなものです(ほんとうかしら)。 「好きだから」もっと知りたいと思うし、「好きだから」続けていられるのです。 好きなことを学べるのって、幸せなことですよね。 どうして好きなの、とか、よく訊かれますが、正直よくわかりません。 好きなものに理由ってないじゃないですか。 ただ、好きなものは好きなんです。 好きだから学んでいるだけで、そ

          古典はときめき