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今週(2022年6月13日〜6月19日)のテーマ:自分の心を知るための3つのポイント

私たちは生きていく中で、他者と自分自身の感覚や思考を混同して捉えていたり、ある種の強迫観念のようなもので物事を選択していることがあります。
今週は「自分の心を知る(心に触れる)ための3つのポイント」というテーマで、本来の自分の心に近づくために日頃から意識すべき点をあげていきます。


①あなたの目に映るもの

最近よく目に入るものや状況、よく聞く言葉などを偶然だと流すのではなく「なぜ目に入るのか」意識するようにしましょう。
「何度も同じ数字が目に入るなぁ…」で終わらせるのではなく、気になった時に数字の成り立ちや各国でその数字に込められやすい意味を検索してみるのも面白いかもしれません。ものであれば実際に手に取ってみることでも、新たな発見があると思います。
状況や言葉でいえば、自分自身に大きな影響はないけれどなぜか何度も出くわす場面がそれに当たります。例えば、誰かが誰かを手助けしている場面によく出会ったり、逆に怒鳴られている場面によく出会ったり、自分には直接関係ないけれど何度も目に入ってしまう状況にあなたも覚えがあるかもしれません。
この場合は「手助け」や「怒鳴る」というワードからあなたの中に潜む「感情」について考えることができます。「手助け」でいえば、実際に助けを求めている状況であったり、「助けてほしい」と言えない、逆に誰かが助けてくれようとしているのに受け入れることを自ら拒否しているなど、様々な状態を想像することができます。「怒鳴る」も同様に、あなたの中に潜む怒り、または恐怖心や閉塞感を表しているのかもしれません。
とにかく、偶然だと一括りにして「自分の感情と向きあるきっかけ」を自ら切り捨てないように注意していきましょう。

②あなたの身体が感じていること

大まかにいえば、暑い、寒いやゾクゾクする、ヒリヒリする、ドキドキするなどの「身体を使って得る情報」に意識を向けてみましょう。視覚や聴覚の情報は人間にとってとても大きいので、それ以外が気薄になっている場合が多いです。
温かなマグカップを持った時のてのひらの感覚や素足で砂浜を歩く時の足の裏の感覚を、自分なりの言葉や文字、絵(色)、音など別の形で表現してみるのも面白いかもしれません。①と同じように意識して感じるだけではなく、別の形に変化させることで意味を成すことがこの世界にはたくさんあるのです。

③直感

「直感」は、私たちが最も蔑ろにしてしまいやすい感覚です。
しかし、この感覚は私たちの「心」とイコールとも言える大切なもの。日常の中で直感を切り捨てれば切り捨てるだけ、判断力が鈍り、自ら精神を擦り減らす方向へ進んでしまう可能性が高まります。

とはいえ、「直感」という感覚自体がよくわからない、本当に自分自身の直感なのか判断できない場合も多いかと思いますので、今回はひとつ分かりやすい判断材料について書いておきます。
その判断材料とは、感情、特に「不快感」です。なんだか嫌な予感がする、その場所にいるとちょっと気分が悪くなる、暗い雰囲気な気がする、一緒にいると会話のテンポを崩されて上手く話せなくなるなど、日常的に不快感(違和感)を感じる場面は誰にでもあります。
理由はわからないけれど、なぜか苦手なものや人などに理由をつける必要はありません。結局、考えたところで誰も正解を導き出せないからです。同じように苦しんでまで「誰かの好きを好きになろうと努力する」意味もありません。もちろん、自分から苦手を克服したいと思った場合はドンドン積極的に動くべきです。

不快感を継続して感じ続けると、私たちは判断力や思考力、集中力を失います。本来の自分ではあり得ないような失敗を繰り返してしまい、結果的に自己否定に繋がる場合もあるのです。
不快感(違和感)は回れ右の合図。その場で対応できなくても、次はなるべく行かないようにしたり、深く関わらないように対処できると思います。この意識と伴った行動を忘れないだけで、あなたの直感は少しずつ研ぎ澄まされていくでしょう。自分の「好き」を気軽に選択できるようになるまで直ぐそこです。



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