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高次脳で絶望した話

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わたしが大学時代、障害を直視して絶望した話。
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#障害

高次脳で絶望した話③

高次脳で絶望した話③

障害は治らない

障害は不変的で固定されたもの。

そういう話だった。

「障害は治らない」

ふーん、って思ったよ。

たしかに治ることはない。

でもわたしは一時に比べて
確実に良くなっているという実感があった。

ベットに横たわって
天井見て
医療機器のお世話になりながら
かろうじて自発呼吸してる状況から(もはや石)、
どうしたらこんな状況が想像できるだろうか。

座って!
勉強してる!

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高次脳で絶望した話①

高次脳で絶望した話①

大学に入学したきっかけ「次に起きた時は、
障害がなくなってて欲しい。

それが無理ならもう一生目覚めたくない」

って思いながら、眠るための薬を飲んでた。

寝ても醒めても泣いて、
それでもなんにも変わらなくて、
相変わらずちっとも動けなくて、
記憶力は低下したにもかかわらず
嫌な感情には囚われ続けて、

もうこんな人生嫌だった。
死にたいって思ってた。

とにかく救われたかった。
現実から抜け出

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