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カエル

いくら日焼け対策をしても追いつかないほどの日差しとわかっていながら、毎日外で何かしらの作業がしたくなる癖はどうにも収まらない。

そんな自分が作業時にしている対策といえば、日焼け止め、アームカバー、手袋に帽子、時間帯によってはサングラスなどなど、とにかく直接日光が当たる面積を少しでも減らすこと。
とは言うものの実際のところ、木陰で作業をする分にはそこまで問題ないのだけれど、陰から抜けると頭のてっぺんからつま先まで、日光にじりじり蒸し焼かれているのを感じて止まない。

暑さと闘いながら先日も草抜きをしていたところ、一足先に日陰で暑さをしのいでいる仲間を見つけた。

ちいさなアマガエルちゃん

汗水垂らしながら草抜きやら剪定やらをするわたしを、文字通り陰ながら応援してくれていたかのように、気が付くときゅうりの葉っぱの上にちょこんといたのだ。

支柱の向こうから絶えずこちらを見続けるその眼差しと、どことなく微笑みかけているような柔和な表情。雨にも負けなければ夏の暑さにも負けない姿に、励まされた瞬間だった。
同時に、カエルが葉っぱの陰で過ごすように、わたしも日陰に入った方がいいのかもと気付かされた。

カエルが陰で休むように、日中日が差してくる頃には屋内でひと休みしようと決め、背中にじりじりとした暑さを感じ始めたらすぐに部屋へ逃げ込むことにした。
時折アイスコーヒーでも飲みながら庭を眺めて、夕方涼しくなった頃には何をしようか思い巡らして過ごすひと時も、なかなか楽しいものになった。

照り返しが辛いかもなんて草刈りも程々にする言い訳にしたり、少しでも涼しい空気が送れるかな、と以前よりまめに水を撒いてみたり。
菜園での思いがけない出会いで、この夏も前向きに乗り切れそうな気がしてきたのであった。


#夏の写真
#紫外線対策

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