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中間層の退社が止まらない。。。この相談が多いから、回答を書いておきます。

多くの美容室で起きている「中間層の退社」です。

とにかくここの相談や悩みが非常に多いです。

今回は「中間層の退社」について相談を受けたときに必ず回答している内容になります。


【結論から】

雇用と契約のキャリアアップを作る。。。この一言に尽きる。

キャリアアップと合わせて雇用方法や業務委託契約の幅を作っておく。

正社員とする雇用を中心に考えるのではなく、従業員が長く勤め、幅広い未来を描ける雇用体系・契約を中心に考える。

会社が継続していくこと、社員により良い未来を描かせることが本質である。

そのために何をするかを考え、行動するだけの話し。

【多くのサロンが抱えている問題】

多くのサロン経営者や管理職の人から聞くのが「中間層が抜けていく(退社)話」です。どこも変わりなく抱えている問題と感じています。

さらに悪化すると、新卒も入らなくなるといよいよ事態は深刻です。

美容室は、従業員の売上から固定費を支払い利益を生みます。

美容室側の儲けは「従業員の売上、そこから入る歩合」です。

利益をもたらすスタッフが少なくなれば、固定費率が高まり経営を苦しくします。

お客様からの指名を多く獲得し、顧客で仕事が回るスタイリストは「広告費」もかかりません。利益率が高く美容室にとっては「有難い存在」です。

指名を多く獲得し、顧客で回るスタイリストは中間からベテランのスタイリストが多いです。

話を戻すと「多くの美容室が抱える問題」それは『中間層の退社』が相次ぐことです。

つまり、美容室にとって「多くの利益をもたらす存在」が退社していくのは経営にとって大きなリスクになります。

また、組織の観点からも若手とベテランという組織構造は、若手には非常に居づらく長く働く組織にはなかなか向かなくなります。

お姉さん、お兄さん役の中間層は組織にとって「非常に大事な存在」になります。

【それなのに何もしない】

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