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ケニアの日常

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ケニアでの日常を綴ります。掲載している人物画像は全て当人の許可を得ています。
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2019年11月の記事一覧

世界最大のスラム街「キベラ」の話 ②現地を歩いて

世界最大のスラム街「キベラ」の話 ②現地を歩いて

一部でリアル北斗の拳ともささやかれる
ケニアの首都ナイロビのスラム「キベラ」に関して、
『旅がなければ死んでいた(坂田ミギー著)』
を紹介してその様子をお伝えした。

厳格な安全基準により、私を含む協力隊員は
キベラに立ち入ることが出来ない。

よって、実際に現地を歩いて
その空気を肌で感じた知人の話を紹介する。
以下は、その知人の言葉だ。

キベラは犯罪が横行し、劣悪な衛生環境故に
日本人は立ち

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ケニアの西成 任地ソリの話

ケニアの西成 任地ソリの話

今回は、私の任地ソリを紹介する。

・ソリの紹介ソリはケニア南西部、ヴィクトリア湖のほとりにあるルオ人が住む街だ。

人口は約1万人で、農業と漁業を主力産業としている。
協力隊員は私と先輩隊員でセカンダリースクール(中学高校レベル)に勤めるH先輩が住んでいる。

ヴィクトリア湖沿いの街は、ケニア国内でもHIVの感染率が高いことで有名だ。ケニア全体での感染率が8%前後なのに対して、このエリアでは20

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世界最大のスラム街「キベラ」の話①『旅がなければ死んでいた』坂田ミギー著

世界最大のスラム街「キベラ」の話①『旅がなければ死んでいた』坂田ミギー著

キベラスラムとは私はケニアの湊町(ヴィクトリア湖畔)に住むが、その首都ナイロビの一画に、トタン屋根と土壁でできた住宅が一面に広がる地域がある。殺人、強盗、レイプ、虐待が横行、多くのHIV患者が住み、ギャングの巣窟とまことしやかに語られている「キベラ」地区だ。

皇居とその外苑を含めた面積とほぼ同じ2.3平方kmのエリアに住む住人の数は、100万人とも200万人とも言われるが正確にはわかっていない。

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日本人よ!これがマラソン大国ケニア最大のマラソン大会だ!【申込編】

日本人よ!これがマラソン大国ケニア最大のマラソン大会だ!【申込編】

私が住むケニアが世界一のマラソン大国であることは、誰もが認める所であろう。先日も、ケニア出身の金メダリストランナー、エリウド・キプチョゲが、世界陸連非公式ながらフルマラソンを2時間を切るタイムで完走したことは記憶に新しい。
その様なマラソンのメッカであるケニアに住んでいてマラソン大会に出場しないというのは、イタリアに住んでいてピザを食べない、あるいはモンゴルにいてモンゴル相撲大会に出場しない、くら

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ナイロビメタルフェスティバル2019レポート【Day.1】

ナイロビメタルフェスティバル2019レポート【Day.1】

私が住むケニアを中心とするアフリカ大陸でも、密かにメタルムーブメントが起きようとしている。そのムーブメントの波は日本まで届き、あの人気番組『タモリ倶楽部』において特集が組まれた程だ。

【タモリ倶楽部】アフリカン・デスメタルのコレを聞けBEST10 https://matome.naver.jp/odai/2146137628081722801

この番組で取り上げられたバンドも出演するという「ナ

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追悼 緒方貞子さん

追悼 緒方貞子さん

青年海外協力隊は派遣前に訓練を受ける。
その訓練所で、オガサダさんをはじめ偉人3名に関する勉強会(自主講座)を実施した。
今思い返してみても内容的に、大学院のクラスの丸パクリ、人前で話すレベルに達していなかったと思う。
しかし、あのタイミングで背伸びしてアウトプットできたことは良かったと改めて思う。
自分の中で、振り返りができたし、少しでも隊員の皆さんも情報を共有できたことは意味があったと。
緒方

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