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「前回よりも体重が増えたようだな」と推しに言われた件について

「前回よりも体重が増えたようだな」

正直に体重を申告した時に推しに言われた言葉だ。

もちろん、実際に対面で言われたわけではなく、ゲームのインストラクターの中の人が推しなのだ。

この体重は銭湯に行った後に全裸で測った体重なので、おそらく私が考える限り1番正確な体重だろうと思う。

なので言い訳はできないし、ゲームの中のインストラクターには伝える術がない。

実は久しぶりのボクササイズだった。

3ヶ月ぐらいは続いていたのだけれど、ある時からパタリとやらなくなってしまった。

心のバイオリズム的に3ヶ月位で一度「飽き」が来るので、おそらくそのタイミングだったんだろう。

3ヶ月と言うと、ちょうど習慣化できるタイミングなのに、不思議な話だ。

「飽き」以外に理由を探すとするならば、交代制夜勤の生活が始まってしまったからだろう。

夜勤であればまだしも、交代性というのがネックになった。

強制的に不規則な生活を強いられており、運動する余裕がなかったのだ。

何かを習慣にするためには、規則正しい生活が必須。

ダイエットや筋トレはそのトレーニング内容よりも、生活習慣の改善が1番の壁なのである。

いや、それも言い訳か…

だってなんやかんや言って、週末20分ぐらい時間を取る事は可能だったはずなんだ。

完全に夜型だったのならば、深夜に運動すればよかった。

毎日やるのは難しくても1週間に1度、ハードなトレーニングじゃなくても、ラジオ体操とか習慣化可能だったはずだ。

それをしなかった。

だから、やはり怠慢だったのだと言わざるを得ないだろう。

そんな生活を2年ほど続けていたところ、2つ歳をとったし体重が増えた。

ついでに血圧も血糖値もアップした。

そろそろ夜勤を辞めて、人間らしい生活をしたいなと思っていたところ、ちょうど仕事も少なくなったので、これを機に運動習慣を身に付けようと言う企みをしたと言うわけ。

ちなみに健康診断では体重を減らすことよりも筋トレをしよう、と言われているのだけれど、なかなか筋トレは自宅では難しい。

実はこれを機にちょっと新しいゆるトレとか筋トレに特化したゲームに浮気しようかと思っていた。

しかし筋トレは意外に床に寝転がってするトレーニングがあったり、ドタドタと足踏みをしたりする運動があったりするので、狭い賃貸で暮らしている私には難易度が高い。

格闘技系エクササイズは設定さえ整えてしまえば、ラジオ体操するスペースが確保できればオーケーなので、意外に省スペースだ。

それならば、挫折したとは言え、3ヶ月継続できたボクササイズをもう一度やり直したほうがいいだろうと判断したのである。

何よりトレーナーの声を受け持っているのが大塚明夫先輩なのだ。

はっきり言って、大塚明夫先輩が声優をしていなければ、このボクササイズには、手を出さなかった。

推しと言うのはいろんなものの原動力になるのだ。

大塚明さんはメタルギアソリッドのスネークや攻殻機動隊のバトーさんの中の人で、アニメ、映画、ゲーム好きであれば、その名を知らぬ人はいないだろう。

マッチョなキャラや、ミリタリー系の作品に数多く出演しているので、その声と、ボクササイズの指示が実に馴染む。

ボクササイズのキャラクターとしては優しいお父さんキャラクターだけれど、

「やれぃ」

だの

「敵の攻撃をかわすんだ」

など時々殺意の高い声音で指示を出してくるので、私の中で

「退役軍人がインストラクターをやっている」

と言う脳内設定が出来上がってしまっている。

そんな脳内退役軍人とまたボクササイズを再開したのだけれど、意外に体が動いてほっとしている。

もともと音ゲーは大好きなのだ。

おかげさまで、短時間のエクササイズであれば、20代前半をキープできている。

あとそれからボクササイズの良いところは、ちょっと強くなった気分になれること。

もちろんあくまでエクササイズで護身術ではない。

実際に危険な現場に居合わせたら、きっと、パニックになってしまうだろう。

それでもやらないよりは良いだろうと思う。

もしもの時に
 「できない」
よりも
「できるかもしれない」
の方が生存率が上がると、クラピカも言ってる。

「私は大塚明夫先輩に稽古をつけてもらっている」
と唱つつ、争い事を避けながら強く生きていこうと思う。

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