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【毎日note*245日目】知識を「創造」する時代
『ワイズカンパニー』の作者の一人でもある野中郁次郎さんは、これからの社会は「情報創造」の時代であると語っています。
今までは情報処理が得意な人たちが「優秀」と言われてきましたが、過去の事象について分析・処理・検索するという役割はどんどんAIに取って代わられていきます。
今後必要なのは「創り出す力」。
野中さんの対談動画で
”from knowledge to wisdom”
という言葉が印象的でした。
「知識から知恵へ」
情報を処理する能力は知識。
情報と情報を組み合わせて新しい情報を創り出すのは知恵。
ある情報を知っているだけでは足りない時代。
今までと同じことを続けているだけでは人間は生き残れない。
キングコングの西野さんも、同じようなことを言っていました。
例えば、従来の検索機能では、過去に誰かが創り出した情報しか出てこないけれど、今のAI技術では情報と情報を組み合わせて新しい情報を提供してくる。生成が検索を超えた瞬間を感じたと。
これが「知識から知恵へ」ということ。
もはやAIがMBAの試験に高得点で合格してしまう時代。
では、人間の仕事が無くなっていくのか。というとそういう訳ではなく、西村博之(ひろゆき)さんも、こんなことを言っていました。
チャットGPTのようなAIを活用することで、むしろ優秀なクリエイターたちはますます儲けやすくなる。仕事の工数が10分の1になるなら、10倍の納品が出来るようになるから、結果的に給料も10倍になるのだと。
AIに仕事を奪われるどころか、やりたいことをAIを通じて表現することができるのだと。
確かにそうかもしれない・・・
従来の情報処理を仕事にしている人たちは取って代わられても、情報を創造する役割は今のところAIには出来ません。
チャットGPTであれば、最終的なアウトプットを丸投げするのではなくて、最初のコンセプトの部分は人間が決めて、それを膨らませる仕事をAIに任せる。そして出てきた選択肢の中から最適なものを人間が選び出す。
〈人間+AI+人間〉のサンドの流れが効果的だと、ある脚本家の方も言います。
絶対に曲げたくない部分と、AIに任せる部分を決めて使い分けるということ。
AIは自分の意志を持ちません。
だからこそ最初の「想い」の部分は人間が考えなければならない。そして、実際に使うのも人間ですから、最終的な決定も人間にしかできない仕事。
AI化、そしてチャットGPT、ますます面白いと感じました。
知ることで、不安が減ると同時にワクワクしてきます。
どんな面白いものを創っていけるのだろうか。
知識では勝てなくても、その知識を組み合わせて新しいものを生み出すことなら勝てるかもしれない。得意かどうかは別として、創ることが好きだから。
まだまだ知らないことだらけなので、これからも学びを深めていきます。
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