京都・新町通のぶらり歩き:なにげない街の日常を撮る、描く(1)京都駅前
はじめに
これまで各地を街歩きスケッチをしていますが、今回は特に京都の街に焦点をあて、碁盤の目の通りを南北または東西に歩くことで、都市としての京都の街を色んな観点で眺めてみます。
この記事では、新町通を対象に選び、京都駅から北へ進み、四条通までの街歩きをいたします。
なぜ新町通か、東隣の室町通の名雨が示す通り、室町時代から現代まで続く歴史を考えたかったことと、この通りには観光名所はほとんどなく、京都の日常を見たかったことが理由です。
「カフェ・ベローチェ」で人物スケッチ、関西電力京都支社ビルと京都タワー
昨年末、正月を高槻市ですごすため、朝早く京都駅に到着しました。朝食をとるために、駅前西にある「カフェ・ベローチェ」に入りました。
斜め向かいの若い男性が、何やら盛んに両手を動かしているのでよく見ると編み物をしているのでした。
見ているとスケッチがしたくなったので、まず手の動きを観察し、練習してみました。
慣れてきたところで、全身をスピードスケッチです。
ズボンを除けば、帽子、上着ともに自分で編んだカラフルないでたちです。今編んでいるのは、広めなので肩掛けのようなものでしょうか。
さて、朝食を終えて、いよいよ街歩きを始めます。
まずは目に入るのは、関西電力京都支社のビルです。
戦前のビルに特徴的なアールがどうしても目に入ります。
旧京都電燈会社本社ビルで、1937年施工、武田五一設計だそうです。
さらに目に入るのは、京都タワーです。私の年代ではつい最近の建築物のように思いますが、今の世代の人にとっては十分レトロ建築だと思うので、載せることにします。
それでは、七条通に向かうことにします。
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